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1年生・久保凛(東大阪大敬愛)、インターハイ800m初出場V! ドルーリー朱瑛里と同学年 昨年の都道府県駅伝3区は区間2位
陸上の女子800メートル決勝が行われ、近畿女王の久保凛(東大阪大敬愛1年)が2分6秒41で優勝した。1年生が同種目を制するのは、14年の高橋ひな(西脇工)以来、9年ぶりとなった。(タイムは速報値)
和歌山県串本町出身の15歳。小学1年からサッカーを始め、串本JFCでプレーした。高学年の頃に出場した陸上の大会で好成績を収めたことから競技の楽しさを知り、中学から陸上に専念。メキメキと力をつけ、昨年の全日本中学校陸上競技大会では800メートルを制し、中学日本一に輝いた。
潮岬中3年だった今年1月には、和歌山県チームの一員として全国都道府県対抗女子駅伝に出場。3区を走り、区間2位の9分21秒という記録を叩き出し、8人抜きで44位から36位に順位を上げた。
だが、それ以上の衝撃だったのがドルーリー朱瑛里(鶴山中、現津山高1年)。同じ3区で大会新記録となる9分2秒をマークし、38位から21位まで順位を上げる17人抜きで全国にインパクトを与えた。
「(駅伝で)自分も、もっと練習をしないと、と思った。(ドルーリーに対して)中学のときは足下にもおよばなかったけど、高校になって練習を積むにつれて、少し近づけたのかなと思います」
準決勝の後、そう語った久保は、中学卒業後に東大阪大敬愛高へと進学。サッカーをしている兄と弟、そして母と大阪府吹田市で暮らし、父は串本で働いている。高1で大きな勲章を手にし、目標とする五輪出場に向けてまい進していく。
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