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女子W杯決勝T・1回戦 なでしこ、3発で2大会ぶり8強入り! 宮沢ひなたが今大会5点目で澤穂希さんに並ぶ!W杯1大会最多得点
【ウェリントン(ニュージーランド)5日=田中孝憲】 なでしこジャパンは決勝トーナメント初戦でノルウェーと対戦。3―1で勝利し、8強入りを決めた。
ここまで3試合完封勝利で駒を進めてきた日本。ワントップに田中美南、シャドーに宮沢ひなた、藤野あおばが入り、中盤の底には長谷川唯と新10番の長野風花、ウィングバックの右に清水梨紗、左に遠藤純、3バックに右から高橋はな、熊谷紗希、南萌華が並ぶ布陣でスタートした。
日本は、開始から50秒弱でチャンスを迎える。右サイドの深い位置で藤野が粘って折り返すも、GKに触られ、ゴール前の宮沢は合わせることできなかった。同8分には、中盤でボールを奪うと、宮沢が右足ミドルシュート。これは枠外だったが、序盤から積極的な姿勢を見せた。
だが前半20分、ゴールキックの流れから右クロスが入ると、ゴール前に走り込んだMFライテンがヘディングシュートを放つ。長野、高橋が競り合ったが、高い打点からゴール左に決められた。ノルウェーはシュート1本目が同点弾となった。
その後もノルウェーは、守備時の後ろに5枚をかけてしっかり守る。日本が攻め込むところで引っかけ、自分たちの攻撃につなげる形が時間帯が続いた。
同40分には、宮沢が長野につないで再びボールをもらい、足を振り抜いたが、相手に当たった。
1―1で折り返し、後半早々に勝ち越しする。同5分、ゴール前で長谷川が宮沢に折り返し、相手がカット。だが、相手のバックパスがミスとなり、右サイドから駆け上がっていた清水が収めて、右足で冷静に蹴り込んだ。GKの逆を突き、勝ち越しに成功した。
その後、同20分に宮沢がミドルシュート、その5分後には宮沢が味方の間を刺すパスを出し、藤野が裏を取ったが、惜しくも合わなかった。
同29分にノルウェーは女子のバロンドール受賞歴を持つヘーゲルベルクを投入。ギアを上げると、その3分後、10番のC・ハンセンがドリブルで切り込む。長谷川が対応しきれず、ボールはペナルティーエリア内右へ。セビクが足を振ったが、わずかに左枠外だった。
そして同36分、勝利を決定づけるゴールを宮沢が決める。清水のフィードを受けた藤野が前線へボールを送る。これに宮沢が抜け出し、ペナルティーアーク内で左足を振り抜いた。
1次リーグ3試合で4得点を決めている宮沢。これで初優勝の2011年ドイツ大会で澤穂希さんがマークした、日本選手のW杯1大会最多記録に並んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbdaeaed15799bf4b9c1ef6dcacc8072c645404d