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【韓国】LK99開発者、新証拠映像を公開 超伝導体の横に温度計
常温超伝導体主張物質「LK-99」研究に参加したキム・ヒョンタク米ウィリアム・アンド・メリー大学研究教授が、ニューヨークタイムズ(NYT)にLK-99の常温超伝導現象を立証する新しい映像を公開した。
既存のクォンタムエネルギー研究所が公開した映像とは異なり、湿温度計も登場し、常温超伝導現象に信憑性を加えた。
しかし、NYTは多くの科学界の専門家が依然としてLK-99の超伝導性について懐疑的な視点を持っていると報じた。
3日(現地時間)、NYTはキム教授の出所だと明らかにしたLK-99の新しい映像とともに専門家たちの意見を紹介した。
NYTは、LK-99が韓国クォンタムエネルギー研究所所属研究陣などが開発した物質だという点を紹介し、キム教授が提供したと明らかにした映像を公開した。該当映像には磁石の上で本体の一部が浮いており、磁石の後ろに摂氏25.8度、湿度66%と表示する湿温度計もあった。キム教授が先月26日、サイエンスキャストに掲載した映像でも論議が減らないため、湿温度計まで見せて常温であると主張したと解釈される。
しかし、NYTは一般人がソーシャルネットワークサービス(SNS)などでLK-99に歓呼するのとは異なり、超伝導体関連を研究する科学者たちは静かだと報道した。その理由としては、LK-99開発研究陣が提供した資料の説得力が不足しているためだと伝えた。
サンカルダス・サルマ・ミ・メリーランド大凝集物質理論センター博士は、センター公式Twitterに「超伝導性についてある結論を出すには早すぎる。データが説得力がない」とのコメントを上げた。サルマ博士は「黒鉛を含む非超伝導物質が部分的に同じ方法で浮かぶことができるため、空中浮揚ビデオは確定的ではない」と伝えた。
サルマ博士は論評で「アパタイトという鉱物の鉛原子の一部を銅に置き換えた物質の抵抗が、純粋な銅や他の良好な導電性金属より約100倍高い」とし、「韓国科学者らがLK-99が超伝導体に変わると主張した温度では電気抵抗がゼロに落ちない」と指摘した。以下略