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通算250勝右腕・バーランダーが古巣アストロズに電撃復帰
米大リーグ通算250勝で、昨季自身3度目のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたメッツの右腕、ジャスティン・バーランダー投手(40)がトレード期限となった1日(日本時間2日)、昨季まで在籍した古巣アストロズに電撃移籍した。ア・リーグ西地区首位、レンジャーズから0・5ゲーム差の2位につけるアストロズは3年連続リーグ優勝へ向け、経験豊富なベテラン右腕の獲得に成功した。MLB公式サイトは「メッツ、エースをトレード放出でバーランダーがアストロズに復帰」との見出しで速報した。
トレード期限目前で大物右腕の古巣電撃復帰が決まった。同サイトによるとアストロズのブラウンGMは先週、メッツがもう一人のベテラン右腕、シャーザーをトレードでレンジャーズに放出した直後にクレイン球団オーナーに連絡し、今回の案を持ち掛けたという。クレイン氏は「メッツが売り手になり始めた時、バーランダーがトレード候補になるかもしれないことが明らかになった。ダナ(ブラウンGM)とチームは素早くメッツのGMと話しをまとめ、今回の件はすぐにまとまった」とその経緯を説明すると、「契約がまとまり彼(バーランダー)に『お帰りなさい、会いたかった、ニューヨークで会おう』とメッセージを送り、『ヤンキース戦でいいピッチングを期待している』と伝えた」と明かしたという。
バーランダーは3日(同4日)にもアストロズの遠征先であるニューヨークでチームに合流予定で、その日から行われるヤンキースとの4連戦のどこかで先発予定だという。今回のトレードの対価としてアストロズは、メッツへ若手の有望株2選手を送り、加えて現金を支払うという。
バーランダーは今季、右腕の負傷により開幕を負傷者リスト(IL)で迎えたが、5月4日(同5日)に初登板すると16試合で6勝5敗、防御率3・15をマークしている。
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