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ジャニーズ事務所の企業体質にはビッグモーターとの類似点が!?
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ジャニーズ事務所は、「故ジャニー喜多川による性加害問題につきましては、弊社から独立した第三者としての『外部専門家による再発防止特別チーム』が既に調査を開始されております」と報告し、「弊社といたしましては、本チームからの提言を受けた上での今後の対応に関して記者会見を行う予定でおります」と、時期など詳細はまだ未定だが、記者会見を開く意向を示した。
「もはや、藤島ジュリー景子社長が会見を行うしかないだろう。もし、特別チームのメンバーが会見を行っても、ジャニーズ事務所に対する批判は収まらない。とはいえ、各スポーツ紙は相変わらず浮世離れしたもので、21日に横浜アリーナで行われたSexy Zoneの公演では、各紙が22日の紙面全体をSexy Zoneの記事と写真で覆った『ラッピング新聞』を発売。ファンが全紙をコンプリートしたがるので売れ行きは普段より伸びるだろうが、いまだにジャニーズ頼みのビジネスを展開している」(芸能記者)
気になるのは、いつ記者会見が行われるかだ。
「国連人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会の専門家が来日してジャニー氏からの被害を訴える元ジュニアらに聞き取り調査を行うことが明らかになったのが12日。そしてジャニーズ事務所側が記者会見を開くと言い出したのが18日。明らかに人権理の動きを受けての会見になる。25日には実際に東京都内で、被害を訴えている元ジャニーズJr.らから成る『ジャニーズ性加害問題当事者の会』のメンバー4人が非公開形式でのヒアリングを受けた。8月4日には作業部会による記者会見が行われる予定で、ジャニーズ側はここで発表される内容を検証して、会見に臨むことになるだろう」(全国紙社会部記者)
さらに、人権理がヒアリングを行った25日のある記者会見が、余計にジャニーズ側への“プレッシャー”となりそうだという。
「昨夏に浮上した中古車販売大手ビッグモーターによる保険金の不正請求問題がここにきて、国土交通省による聴取まで行われる事態に発展。その*企業ぶりも次々と明らかになり、メディアはその話題一色だが、25日には兼重宏行社長らによる記者会見が行われた。深々と頭を下げ謝罪したうえで、26日付で自身と息子の宏一副社長がそろって辞任することを発表したが、肝心の不正請求については『今回の板金塗装部門の不正請求問題は板金塗装部門単独で、ほかの経営陣は知らなかった』『天地神明に誓って知りませんでした』などとして、自身も含め経営サイドは何も知らなかったと突っぱねた。トップの独裁、不祥事の隠蔽、さらには『知らなかった』とする態度など、ビッグモーターとジャニーズ事務所の企業体質が似通っているとの指摘も出ている。こうしたなかでジュリー社長が会見を行うとすれば、非常にやりづらいはずで、ビッグモーターの会見からも間を置きたいのでは」(同)
こうした事情から「早くても8月10日以降となるのではないか」(同)との見方も出ている。なにわ男子らジャニーズタレントがメインパーソナリティーを務める日本テレビ系チャリティ特番『24時間テレビ』の放送を8月26日・27日に控えるだけに、ジャニーズ側が記者会見で何を話すかによってジャニーズ事務所の命運も揺れ動きそうだ。
いずれにせよ、人権理作業部会の専門家が8月4日の会見でジャニーズ問題についてどこまで踏み込んだ調査結果を発表するのか、注目される。