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【韓国】「毎日15時間労働、休日なし」…酷使される韓国軍調理兵
女性は「一般の兵士たちは週末には休息をとり、訓練が終われば戦闘休務が与えられるが、兵士たちの三度の食事に責任を持つ調理兵たちは休日など考えられず、それがコロナによってさらに深刻になっている」と主張した。
現在、韓国軍の調理兵は陸軍に7000人以上、海軍と空軍にはそれぞれ1000人以上の計9000人以上いるとされている。全軍55万人の兵力の約1.6%だ。とりわけ陸軍は中隊クラス以下の部隊を基準に150人当たり調理兵2人となっており、海軍と空軍の4人と比べて半分しかいない。専門の調理経験がない炊事兵1人が毎日75人分の三度の食事に責任を持っている形だ。365日24時間フル稼働しなければならない炊事班の特性もあり、かなり前から調理兵は兵士たちが嫌う「3D補職」となっていた。
ずさんな給食が最初に暴露される1カ月まえの3月初めにも青瓦台(韓国大統領府)国民請願掲示板には「軍隊調理兵の増員が急務です。調理兵に週1日でも休日を保障してください」という請願がアップされた。その中で請願人は「調理兵は包丁と火と水を取り扱い、いつも事故ややけど、失神の危険に直面している」と訴えた。
これに対して軍内部からは給食の品質を調理兵に依存するのではなく、最初から民間業者に外注する方法も検討されている。韓国国防部(省に相当)は先日から関連するタスクフォース(作業部会)を立ち上げ、外注化の検討を正式に始めた。しかし予備役将軍の団体「星友会」は26日「民間委託給食を行うという発想は、戦闘を基本と考える軍人の意識とは考えられない」として反対の立場を表明した。星友会のイ・ジョンオク会長は「戦時、そして平時の非常事態発生時、委託給食による炊事が本当に可能か疑問だ」と指摘した。
ウォン・ソンウ記者
朝鮮日報 記事入力 : 2021/05/27 15:01
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