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エンゼルス・大谷翔平、ナ・リーグのチームにトレードなら成績リセット、タイトル争いや賞レース不利に
大谷翔平、ナ球団へトレードなら成績リセット、タイトル争いや賞レース不利に マグワイアら例も
メジャーのトレード期限が迫っている(米東部時間8月1日午後6時=日本時間2日午前7時)。エンゼルスが大谷翔平投手(29)をナ・リーグのチームにトレードした場合、成績を引き継がないため、タイトル争いや賞レースには不利となり、その点でもトレードの行方が注目される。過去にもタイトル争いなどに影響したトレードの例はある。
例えば90年代後半に屈指の本塁打バッターとして活躍したマーク・マグワイアは97年のトレード期限にア・リーグのアスレチックスからナ・リーグのカージナルスにトレードされた。
ア軍では34本塁打、移籍後は24本を放っており計58本。その年のア・リーグ本塁打王は56本塁打のグリフィー(マリナーズ)が輝いており、移籍しなければ本塁打王の可能性が高かった。
また08年にナのブレーブスからアのエンゼルスにトレードされたマーク・テシェイラは2チームで計121打点をマークしており、リーグ間移籍でなければ打点王争いやMVP争いに食い込めた可能性もあった。
投手の場合はリーグが変わって成績が大きく変わるケースが目立っている。98年途中にアのマリナーズからナのアストロズ(現在はア・リーグ)にトレードされた先発左腕ランディ・ジョンソンは、マ軍では9勝10敗、防御率4・33だったが、ア軍では10勝1敗、防御率1・28と支配的だった。
08年途中にアのインディアンスからナのブルワーズに移籍したCC・サバシアは、移籍前は6勝8敗、防御率3・83だった。だが移籍後は17試合で11勝2敗、防御率1・65をマークしサイ・ヤング賞投票で5位の票を得ている。
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