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【中央日報】韓国、最も長く働いた職場の勤続期間は平均15年…現実の定年は49歳
キムさんの事例は高齢層の入口に差しかかった中年の自画像だ。25日に韓国統計庁が発表した「2023年5月の経済活動人口調査高齢層付加調査結果」とも一致する。2005年から毎年5月基準で55~79歳の高齢層人口を調査した結果だ。今年は初めて「最も長く勤めた勤務先での勤続期間と離職した年齢」を分析した。
統計庁の分析によると、高齢層が最も長く勤めた職場を辞めた時の平均年齢は49.4歳と集計された。男性は51.1歳、女性は47.8歳で男性が相対的に遅かった。この職場での勤続平均期間は15年7カ月だった。同じように男性は19年1カ月、女性は12年2カ月で差があった。
簡単に言えば、規定上の定年が60歳でも、一生で最も長く身を置いた職場で直面する「現実の定年」は49歳という意味だ。ただ36.4%は最も長く勤めた勤務先で現在も働いていた。統計庁のイム・ギョンウン雇用統計課長は「初めて入社した会社を『一生の職場』と考えるケースが多かった50~70代の実際の定年と勤続期間を見ることができる統計。女性の場合、出産と育児によりキャリアを中断した影響を受けた」と説明した。
職業別では、農林・漁業熟練従事者が27年2カ月、管理者・専門家が19年10カ月、事務職従事者が16年11カ月と長く働いていた。サービス販売は12年6カ月、単純労務は9年2カ月で相対的に勤続期間が短かった。辞めた理由としては、事業不振・操業中断・休廃業が30.2%で最も多かった。男性は定年退職・辞職勧告・名誉退職・整理解雇が30.2%、女性は家族の世話が26.6%で多かった。イム課長は「男性は会社の事情、女性は家庭の事情で辞めるケースが多かった」と話した。
ただ49歳の退職がそのまま休息を意味するものではなかった。高齢化により50歳以降も働くケースが増えてだ。分析対象高齢層の経済活動参加率は60.2%だった。2005年以降で過去最高だ。就業者数は912万人、雇用率は58.9%で同じく最も高かった。
高齢層の68.5%が将来も働くことを望んでいた。希望する労働上限年齢は平均73歳だった。働くことを望む理由は、生活費の足しが55.8%、働く楽しみが35.6%の順だった。将来希望する賃金水準は月200万~250万ウォンが19.8%、150万~200万ウォンが18.6%の順だった。
年金を受け取っている高齢層の割合は50.3%だった。月平均年金受給額は75万ウォンと集計された。国民年金研究院によると2021年基準で50代以上の中高齢者の適正生活費は夫婦が月277万ウォン、個人が月177万3000ウォンだ。貯金がないならば仕事を探さなければならないという意味だ。
https://japanese.joins.com/JArticle/307052?servcode=300§code=300