あわせて読みたい
井上尚弥は「ちょっと異常だ」 バンタム級の欧州王者がフルトン戦を前に再強調!「キャリアのために正しい生活をしている」
7月25日に東京・有明アリーナで、ボクシング前バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者のスティーブン・フルトン(米国)とのタイトルマッチに臨む。
今年1月にバンタム級で手にした全タイトルを返上し、スーパーバンタム級での挑戦を決断した井上。本人が「やれることを証明したい」と語る舞台の初陣で、待ち受けるフルトンは同階級で「最強」の呼び声が高い現役王者。24戦無敗21KOという圧倒的な戦績を残してきた“モンスター”も一筋縄ではいかない激闘が予想される。
声価を高める戴冠か、それとも初の敗戦か。フルトンという「過去最強の相手」との激戦に臨む井上にはありとあらゆるところから熱視線が注がれている。英衛星放送『Sky Sports』では、欧州&英国&英連邦バンタム級王者リー・マクレガー(英国)が「イノウエは特別な選手だよ」と熱い思いを口にしている。
かねてから井上について「他の誰とも違う階層に存在していて、唯一無二のファイターだ」と語らってきた。そんな26歳は、今回も日本の偉才を褒めちぎっている。
「イノウエは信じられないようなファイターで、僕から言わせてもらうとちょっと異常だよ。彼はキャリアのために正しい生活をしていると思うし、とてもいいトレーニングもしているし、だから回復も早い。もちろん、あの異次元のパワーと類まれなセンスが彼を助けているけど、それはいいチームがついているからこそだ。エリートであり続けるためには、そうしたサポートが何よりも必要不可欠だからね」
では、リーはフルトン戦をどう見ているのか? 新進気鋭の英国戦士はこう展望している。
「僕が思うにイノウエはフルトンのような相手と戦ったことがないと思う。だから、サイズは重要な要素になるだろうね。フルトンは身体が大きいし、何よりも頭が切れる。イノウエもこれまでのように打ち負かすことはできないと思う。
だからこそ、楽しみなんだよ。イノウエの驚異的なパワーと、フルトンの図抜けたボクシングIQと豊富な経験がぶつかるんだ。それこそがこの試合に興味をそそられる部分である。どっちもスキルの面では申し分ないし、今のところ僕は五分五分の試合になると考えているよ」
約2日後に迫った世紀の一戦はいかなる決着を見るのか。井上とフルトンの一挙手一投足に興味は尽きない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab5a7446faf3c32d7039c9cd3d3eb965a795dbf2