なぜ校内プールを使わない? 水泳の授業は「校外の屋内プール」へ

なぜ校内プールを使わない? 水泳の授業は「校外の屋内プール」へ

なぜ校内プールを使わない? 水泳の授業は「校外の屋内プール」へ

1 少考さん ★ :2023/07/23(日) 12:07:02.76

校内プールは使わない? 水泳の授業「校外の屋内プール」実施が広がる 東京都内の小学校 利点と課題は:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264797

2023年7月23日 06時00分

 小学校の水泳授業を、校外の屋内温水プールで行う動きが広がる。東京都多摩市は全市立小、葛飾区は半数近くの区立小が校外授業に切り替えた。熱中症リスクが減り、雨天の心配もない。教員の働き方改革にもつながっている。(榎本哲也)

◆多摩市は全市立小、葛飾区は約半数が実施

 「バタ足を練習しよう」
 「腕を伸ばしてね」
 7月上旬、多摩市の京王線聖蹟桜ケ丘駅近くにある民間スポーツクラブ「NAS聖蹟桜ケ丘」の屋内プール。地元の市立多摩第1小3年生の約100人が、五つのグループに分かれて水泳授業に臨んだ。

 プールサイドに座ってバタ足の練習をしたり、クロールに挑戦したり。指導しているのは、学校の先生ではなく、施設の水泳教室の指導員だ。五つのグループに1人ずつ、児童のレベルに合わせて指導している。
 「体をぴんと伸ばしてクロールの息継ぎができた。3年生のうちに、平泳ぎができるようになりたい」。男子児童が目を輝かせた。

 多摩市は昨年度から、市立小全17校で、プール授業を校外の屋内温水プールで行っている。季節を問わず泳げるので、多摩第1小は5月に水泳授業を始めた。7月の夏休み前までに、全学年が予定の7時限すべて実施できた。
 現在の3年生は、1年生時の授業は学校の屋外プールだった。女子児童は「外(のプール)は、雨が降ったら中止になるし、めちゃくちゃ暑い。ここはあまり暑くないし、中止にならないからいいです」と話す。

 年々ひどくなる猛暑で、学校の屋外プールでの授業は、熱中症や紫外線による健康被害が心配。屋内ならそのリスクも軽減でき、荒天で中止の心配も少ない。
 学校の先生は、水泳授業で水着は着ない。技術指導は施設の指導員に任せ、プールサイドから授業態度を注意し、安全に気を配り、上達度を確認する。

 「学校プールでは、授業のたびに塩素濃度を測って、足りなければ補充する作業がありました。それがないのは大きい。休み時間にあわてて着替えなくてもいい。そのぶん、授業準備や子どもの指導に、時間を有効に使えます」と、3年生担任の畑彩花先生(28)は笑顔で話した。

 木下雅雄校長(58)は「暑さ寒さに関係なく授業ができて、きめ細かく技術指導していただけて、子どもたちの泳力は高まっている。教員は、子どもたちに向き合う時間を、より確保できている」と効果を話した。

◆課題はアクセス…渋滞多い幹線道路や施設の配置

 利点の多い校外屋内温水プールでの授業だが、全小学校での実施例は少ない。課題はアクセスだ。学校から遠いと移動に時間が奪われ、授業が成り立たない。

 多摩市には民間2、市立1の計3施設が市内にバランスよく配置されている。どの市立小からも徒歩か路線バスで通える。

 葛飾区は、区内にある区立小49校のうち、試行を含め23校が校外プール授業を行う。区立と民間の計12施設を使うが、全校実施には足りない。そこで区は、学校が優先利用できる区立プールの新設を区内2カ所で計画中だ。

 一方、世田谷区は区立小61校のうち、プール授業の校外実施は2校にとどまる。区教育委教育環境課の担当者は「環7も環8も渋滞が多く、バス移動では時間がかかりすぎる。専用施設を造るにも、区の面積が広いので、複数校での共用が難しい」と話す。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。

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