あわせて読みたい
女子W杯開幕で開催国熱狂!NZ“歴史的白星発進”男子含めサッカー史上最多4万2137人が来場
<女子W杯1次リーグA組第1戦>ノルウェー戦で先制ゴールが決まり、大盛り上がりのニュージーランド代表イレブンとサポーター(AP)
◇女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグA組 ニュージーランド―ノルウェー(2023年7月20日 オークランド)
サッカーの女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会が開幕し、5大会連続6回目の出場となったニュージーランドが大会通算16試合目で悲願の初勝利を達成。北部オークランドのイーデン・パークスタジアムには“同国サッカー史上最多の大観衆”となる4万2137人という入場者数を記録するなど歴史的な日となった。
FIFAランク26位の開催国に対し、ノルウェーは95年大会で優勝も経験している世界12位の格上。しかし、地元ファンの後押しも受けたニュージーランドはイレブンが奮闘。後半3分にFWウィルキンソンが挙げた先制点を守り切り、3分け12敗というW杯での未勝利の歴史に終止符を打った。
歴史的勝利に沸いたこの一戦の入場者数は男子サッカー代表も含め、国内最多新記録となる4万2137人と発表。ニュージーランド・ヘラルド紙(電子版)によると、これまで女子ニュージーランド代表の国内の試合で最も入場者数が多かったのは今年1月の米国戦で約1万3000人だったため、記録を大幅に更新。男子代表も国内最高入場者数は09年W杯南アフリカ大会大陸間プレーオフ、バーレーン代表戦(ウェリントン)の3万5194人だったため、同国サッカー史上歴史的な出来事となった。
なお、FIFA公式サイトによるとイーデン・パークの最多入場者数を記録したのは56年9月1日の男子ラグビー・ニュージーランド代表VS南アフリカ代表戦で6万1240人だったという。
女子初の共催となる今大会は、ニュージーランドではチケット販売に伸び悩み、国際サッカー連盟(FIFA)が2万枚を無料配布(22日ザンビア―日本戦を含めた計4試合)すると発表。FIFAは「ニュージーランドではサッカーの人気が低いため、スタジアムにファンを集めるのが難しい状況」と説明していたが、流石に本国の試合には高い関心度があることが証明された。