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進展しない慰安婦問題に焦り?韓国の元慰安婦が文大統領に手紙=韓国ネット「いまさら何を言っても…」
記事によると、韓国の元慰安婦の生存者14人の1人である李容洙(イ・ヨンス)さんは24日に行われたインタビューで「慰安婦問題の早い解決を望んでいるが、月日は私を待ってくれない。最近はなんだか寂しい」と話した。
また、李さんが最近、韓国政府に対し、日本を国際司法裁判所(ICJ)に提訴するよう求めていることについては「植民地時代に自分勝手に連行したり、殺したりしたのに、いまだに『罪はない』と主張する日本を黙って見ていられなかった」とし、「日本の蛮行をはっきりさせるためICJに行こうと言っている」と説明。その上で「日本が心から謝罪するなら、罪は憎いが人は許すことができる」とし、「慰安婦問題を完全に解決し、今後は日本と親しく過ごしつつ、歴史を伝えていかなければならない」と主張したという。
李さんは文大統領に手紙を送ったことも明らかにした。手紙では「任期中に慰安婦問題だけは解決するべきだ」とし、「文大統領は『国民優先』を実践しているため、慰安婦問題も優先的に解決してくれると信じている」と訴えた。さらに「文大統領も被害国の大統領であるため、名誉を回復させなければならない」とし、「天国にいる(元慰安婦の)みんなのところへ行き、『文大統領が解決してくれた』と報告できるようにしてほしい」と求めたという。
その他、昨年5月に2度の記者会見を開き、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」とその元代表である尹美香(ユン・ミヒャン)議員(与党「共に民主党」)の「会計不正」を告発したことについても「慰安婦問題の早期解決と正しい慰安婦運動のためだった」と説明したという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「尹美香議員がまだ国会議員のバッジをつけているということは、政府に慰安婦問題を解決する気はない」「今の政府は解決どころか、元慰安婦を利用しているだけ」「文大統領は慰安婦問題になんか興味ない。元慰安婦たちはだまされたんだ」「手紙ではなく告訴状を送るべき」「先に尹美香議員の問題を解決しなければ、国際社会に訴えても恥をさらすだけ」など韓国政府の姿勢を批判する声が寄せられている。
一方で「文大統領は解決しようと頑張っていたのに、李さんの告発のせいで台無しになった」「正直、李さんに対する信頼は消え去った」「尹議員の活動を妨害し、解決を難しくしたのは李さんだ」「いまさら何を言っても信じられない」「まずは尹議員に謝罪をするべき」など李さんの告発を問題視する声も多い。
その他「朴槿恵(パク・クネ)前大統領が10億円で合意したからもう日本には何も言えない。合意を推進した議員たちに対して怒り、責任を取るよう求めるべきだ」「日韓の間で慰安婦問題はもう解決済み。韓国政府に補償してもらえばいい」との意見も見られた。(翻訳・編集/堂本)
RecordChina
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