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レッドソックス・吉田正尚 日本選手最長タイ7試合連続マルチ&10号決勝弾で前半戦締め「ケガなく終われて良かった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cfc2787d57e7b15d2dbbec0368ecc0624bb0755
◇ア・リーグ レッドソックス4-3アスレチックス(2023年7月9日 ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が9日(日本時間10日)、本拠地でのアスレチックス戦に「5番・DH」でスタメン出場。7試合連続34度目のマルチ安打を記録し、イチローが5度記録したメジャー日本選手最長記録に並んだ。チームは今季3度目の5連勝。打率・316、44打点、10本塁打と抜群の成績を残した吉田は前半戦を振り返り「ケガなく終われて良かった」とさわやかな笑顔だった。
一振りで試合を決めた。3-3の8回無死、左腕・ウォルディチャックの95・1マイル(約153・0キロ)の外角直球を強振。「ホームランになるとは思わなかった」打球は高々と舞い上がり、左翼後方のグリーンモンスターを超える勝ち越し10号ソロとなった。打球速度は96・6マイル(約155・4キロ)、飛距離は353フィート(約107・6メートル)、角度32度の美しい放物線だった。
2-3の6回無死の第3打席で遊撃内野安打を放っており、メジャーでの日本選手最長タイとなる7試合連続マルチ安打を記録。6個目の盗塁も成功させ、同点のホームを踏んだ。まさに走攻守全ての面で勝利に貢献。を成功させると、捕手の悪送球の間に一気に三塁へ。アローヨの右中間二塁打の間に同点のホームを踏んだ。息詰まる接戦を制しての勝利に「最後まであきらめずに、みんな戦えたと思う」と胸を張った。
前半戦を5連勝で終えた。ア・リーグ東地区最下位ながら貯金は5。ワイルドカード争いは後半戦、し烈さを増す。「タフなゲームが続くと思うんですが、最後まであきらめずに上を目指して頑張りたい」。希代の安打製造機は、後半戦のさらなる活躍を胸に、オールスターブレークに入る。