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【コラム】高校野球部員数、9年連続減の危機。岸田さん、異次元の少子化対策を急いで
1: 風吹けば名無し 2023/07/07(金) 07:06:13.65 ID:jOcZzT65M0707
そういえば最近は、ユニフォーム姿の子どもをあまり見かけなくなった
野球人口の減少にはもう、歯止めがきかないのか。
(中略)
ただ2002、03年に最多の4163校を数えて以降、高野連加盟校は漸減傾向にある。むろん、少子化により高校生の絶対数が減り、さらに各自治体で公立校の統廃合などが進んだためだ。100回大会だった18年の参加校は3839で、これは86年の3847校とほぼ等しい。連合チームを1と数えると、チーム数としては3781だった。同様に19年は、3730チームと50チームも減り、連合チームは18年が81(212校)、19年は過去最高の86(234校)。ピーク時から、チーム数にして400以上マイナスという減少傾向は、一部の県をのぞいてほぼ全国共通だ。
今年、第105回大会の地方大会に参加するのは全国で3744校、3480チーム。前年より38校、61チームの減だ(複数校で参加する連合チームは1校として計算)。参加チーム数の最多は愛知大会の175が最多で、以下神奈川170、大阪165、兵庫156、千葉153と続く。最少は鳥取と高知の23だった。
部員不足による連合チームは285校、128チームと前年比48校増、16チーム増で、ここからも部員不足に歯止めがかからないことがわかる。
数字の羅列が続いて申し訳ないが、日本高野連が加盟3818校を対象にしたアンケートでは、13.4%の回答が「1~3年の野球部員数が10人未満」だった。5年ごとのこのアンケートで、15年前は2.6%に過ぎなかった「10人未満」が、10年前は3.5%、5年前は7.8%。それがいまや、10校に1校以上が全部員で9人カツカツ。そりゃあ、連合チームが増えるわけだ。
10校に1校は野球部員が9人ギリギリ
「だいたい、新生児が年間100万人どころか80万人を割ったんだから、必然的に野球をする子も少なくなりますよ」
とは,ある社会人チーム監督との会話だが、それは日本高野連がホームページ上で公開している登録部員数からも見てとれる。
もっとも古いデータである1982年度、全国の硬式野球部員合計は11万7246人で、加盟校数は3488だった。以後、どちらもおおむね右上がりで推移し、加盟校数は2005年の4253校、部員数は14年の17万312人がピーク。両者のピークがずれているのは、部活動の継続率が05年の81.1%が14年には87.7%に上昇しているためか。退部する人数の減少が、部員数の増加に反映したのだろう。だが学校再編や少子化の影響もあり、加盟校数、部員数ともにピーク時から漸減していく。17年には加盟校が4000を切り、18年には前年度比8389人減と調査開始以来最大の減少。19年にも、その減少幅を更新する9317人減で14万3867人と、02年以来キープしていた部員数15万人を割った。
減少ペースは以後落ち着いたが、新型コロナウイルスの感染拡大も影響してか、20年には14万人を割っている。加盟校数は、22年には3857と、17年連続の減少だ。深刻なのは1年生部員の減少で、21年には4万4864人と調査開始以来最少。むろんコロナ禍の影響もあるだろうが、コロナ以前の18年にも5万413とその時点で歴代4番目、19年は4万8036人は3番目の低水準だったから、野球離れは深刻だ。22年の1年生は4万5246人と6年ぶりに増加に転じ、今年も4万5321人と微増しているものの、3学年トータルでは前年比2902人減の12万8357人。13万人を割るのは80年代以来で、9年連続の減少だ。3818校の加盟校数も39校の減……。
高校生予備軍である小・中学生の野球人口を見ると、07年には硬式、軟式合計で66万4415人いたそれが、20年は40万9888人と40パーセント近く激減している(全日本野球協会調べ)。危機的なのが、中学部活の部員数だ。09年には男女計30万8386人だったのが、19年は16万4173人と、10年間でほぼ半減。部活動のあり方が見直されるなか、今後も減少は避けられないだろう。
中学部活は軟式で、硬式の減少度は定かではないが、野球人口の減少という課題はすでに待ったなし。かつてはだれもが親しんでいたキャッチボールを、経験したことがない子どもも珍しくない。近年、全国高等学校女子硬式野球連盟の加盟校が漸増しているのは、野球人口にとってのせめてもの救いか。
結局激減してました
高校生予備軍である小・中学生の野球人口を見ると、07年には硬式、軟式合計で66万4415人いたそれが、20年は40万9888人と40パーセント近く激減している(全日本野球協会調べ)。
危機的なのが、中学部活の部員数だ。09年には男女計30万8386人だったのが、19年は16万4173人と、10年間でほぼ半減。部活動のあり方が見直されるなか、今後も減少は避けられないだろう。