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エンゼルス・大谷翔平「オールスターは投げない方向で。ちょっと無理なので」オールスターでの登板回避を明言
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が4日(日本時間5日)、敵地サンディエゴでのパドレス戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で今季17度目の先発登板したが、連続アーチを浴びるなど6回途中7安打5失点、右手中指のマメが悪化して降板した。エ軍は5―8で敗れて連敗を喫し、貯金はついに「2」まで減少した。
試合後、マメが悪化して降板した大谷は「オールスターでは投げないのか?」と聞かれ、「そうですね。投げない方向で行くと。ちょっと無理なので」と登板にしないことを明言した。前回登板の6月27日(同28日)のホワイトソックス戦では、右手中指の爪が割れるアクシデントがあり、この日、球速がいつもより出ていなかったことは「(前回登板で爪が割れた影響で)ちょっと力が入りづらかったので。要所では力入れましたけど、最後の方は厳しかった気がします」と振り返り、今後の打撃への影響については「きょうは状況見て交代しましたけど、様子を見て出られるところは出たいなと思っていますし、次の登板まで開くので、そこまでしっかりまずは直したいなと思っています」と話した。
打線の柱のトラウトが右手有鈎(ゆうこう)骨骨折のため、10日間の負傷者リスト(IL)入り。チームの非常事態に陥る中、今季17度目、前半戦最後の投打二刀流でマウンドに上がった大谷は、3回まで毎回三振を奪って無失点投球を続けた。しかし、4回2死から安打と四球で一、二塁とし、クロネンワースに右中間適時二塁打を浴びて2失点。直後に味方打線が1点差に迫ったが、6回無死一塁からボガーツに左越え2ラン、続くクロネンワースには2者連続本塁打となる右越えソロを被弾。右手中指のマメが悪化してマウンド降りた。この日は5回0/3、86球を投げて7安打4四球で5失点、5奪三振で、通算の投手成績は17試合で7勝4敗、防御率3・32となった。
打っては、初回の第1打席はパ軍の先発右腕マスグローブと対戦し、2ボール2ストライクから低めの変化球に空振り三振、4回無死一塁の第2打席は左飛、6回2死の第3打席は一ゴロに倒れた。9回無死一塁の打席で代打を送られて途中交代した。通算の打撃成績は、86試合で330打数99安打、31本塁打、68打点、打率・300、11盗塁となった。
前回登板の6月27日(同28日)のホワイトソックス戦では「2番・投手兼DH」の二刀流で出場し、右手中指の爪が割れるアクシデントもありながら6回1/3を1失点、10奪三振で7勝目。打っても初回に27号ソロ、7回に日米通じて登板試合初の2本塁打となる28号ソロを放つなど3打数3安打2打点の活躍していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a22ca0a7d91fc7df009f61fca030320efe0180dd