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阪神・佐藤輝明 緊急昇格！近本離脱ショック救う ２軍戦“サイクル未遂”締め「上でも下でもやることは一緒」
「ウエスタン、ソフトバンク３－８阪神」（４日、タマホームスタジアム筑後）チームのピンチを救えるのは、この男しかいない。阪神・佐藤輝明内野手（２４）が、予定を前倒しして５日の広島戦（マツダ）から緊急昇格することが決まった。この日のウエスタン・ソフトバンク戦では３ランを含む、３安打４打点と大暴れ。広島に大敗を喫し、近本が肋骨（ろっこつ）骨折で登録を抹消…岡田阪神が迎えた最大の危機を、２軍で心技ともに見直した大砲が救ってみせる。近本ショックは俺が救う！佐藤輝が５日・広島戦（マツダ）から緊急昇格することが決定した。岡田監督が「うん、いや明日から来るよ」と明言。当初は７日・ヤクルト戦（甲子園）からの予定だったが、近本の離脱により前倒しに。その期待に応えるように、快音を連発し大暴れした。初回２死二塁では昨年まで同僚だったガンケルから、いきなり右線への適時二塁打を記録。ここから火が付いた。二回１死一、二塁ではカウント２－１から右腕の落ち球を泳ぎながらも右手一本ですくい上げ、右翼ポール寄りのフェンスを越える３ランに。２軍再調整後の初本塁打に、本人も「よかったです」と手応えをにじませた。勢いは止まらない。七回１死では１軍経験豊富な嘉弥真の内角低めの変化球を一閃（いっせん）。右翼フェンス直撃の三塁打をマークした。あと単打のみとなったサイクル安打の達成とはならなかったが、３安打４打点の活躍に「いい当たりが多かったので、それはよかったのかなと思います」と納得顔。結果を知った岡田監督も「試合前から来るの分かってるから、張り切って３本打ったんやんか」とニヤリだ。６月は打率・１７９、１本塁打、８打点と低迷。２５日の登録抹消時には、平田ヘッドコーチら首脳陣から「プレー以外のところも見られているぞ」とハッパをかけられていた。誰もが認める主力へ成長するために－。ここまで練習試合を含む７試合に出場する中で、練習も試合も決して手を抜かなかった。この日も、三回に九鬼の痛烈なライナーをスライディングキャッチしてアウトにするなど、全力のプレーを貫いた。和田２軍監督も「打つだけじゃなくて守備も走塁も、しっかりやろうという意識は見て取れる」とその姿勢に太鼓判を押す。２軍落ちで初心に返り、心技ともに見つめ直した背番号８。「しっかりと、上でも下でもやることは一緒なので。それを続けていきたいですね」。緊急事態のチームに、頼もしい男がパワーアップして帰ってくる。https://news.yahoo.co.jp/articles/35207df97d6fcfb67da4b4bed018c2063ace8c18
