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1 首都圏の虎 ★ :2023/06/28(水) 23:12:47.89ID:AFO3hqyB9
■25万匹以上生息
衛生環境が悪く、エサの多い場所を好むネズミ。害獣・害虫駆除を手がける「ホームレスキュー」(大阪市)の調査では、都内には少なくとも25万匹のネズミが生息すると推計される。一方、都福祉保健局に寄せられたネズミの被害発生に関する相談は平成29年度以降、コロナ禍の令和3年度まで減少が続いている。
ネズミは人口に比例し、生息数が変化する傾向があるとされる。公益社団法人「東京都ペストコントロール協会」(千代田区)が把握した事例の中には、コロナ禍での人の行動に合わせるように、ネズミの生態にも変化がみられた。
飲食店の営業が制限されたコロナ禍、ネズミのエサとなる生ごみなどが減ったことから、繁華街では衰弱したネズミが目撃されていたという。代わりにネズミが多く発見されたのが公園。同協会の担当者は「3密を回避するために公園に集まる人が増え、弁当などの食べ残しをネズミが狙っていたのではないか」と分析する。
一方で、今年5月ごろからSNSへの投稿が相次ぐのが、繁華街で捨てられたゴミに集まるネズミの大群を撮影した動画だ。コロナの感染症法上の位置づけが「5類」へ移行し、繁華街がにぎわいを取り戻した現状と、ネズミの大群との間に関連はあるのか。
「繁華街にエサがあるのであれば、ネズミが戻ってきてもおかしくない」(同協会の担当者)
■感染症など原因に
ネズミの大量発生で気をつけなければいけないのは、発熱や腹痛などを引き起こす「レプトスピラ症」や「サルモネラ症」の原因となる細菌を媒介することだ。建物内の配線や電子基板がネズミにかじられれば、火災の原因にもなる。
被害防止には、飲食店だけでなく、一般家庭でも「エサのありかや住みかとなり得る場所をなくすことが重要」(同協会)だ。地域やエリアごとに統一的な対策をするとより効果的だという。
ただ、現実には繁華街などで共通したネズミ対策を実施することは容易ではない。一定規模以上の面積がある商業ビルや百貨店、学校などのオーナーらは、建築物衛生法により、ネズミの駆除などを義務付けられているが、中小規模の建物に対しては、努力義務にとどまるためだ。
同協会は「繁華街には業態の異なる店舗が集まる。対策を実施しようとしても足並みがそろわないことが課題だが、店舗ごとの自主管理を促す共通の『チェックリスト』の作成などは有効だ」としている。
■繁華街のネズミ
一般的に住宅やビルなどに侵入するのはクマネズミ。環境適応能力が高く、「仲間が危険な目に遭った場所を回避し、簡単にエサを得られる場所に好んで通う」(ホームレスキューの担当者)。平面だけでなく、垂直な動きをすることが得意で、「4階建ての建物であれば数分もしないうちに登りきる」という。一方、繁華街の夜間帯にゴミ捨て場を荒らすのは、ドブネズミが主流。クマネズミより大きいため力が強く、「薄い鉄板を食いちぎって屋内に侵入する事例もあった」(同社担当者)。(吉原実)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2ce00504695c52b1e6da6f3fc531ea5fcc392c8