広末涼子さん不倫騒動不倫した人悪なのか離婚弁護士の本音

広末涼子さん不倫騒動不倫した人悪なのか離婚弁護士の本音

広末涼子さん不倫騒動、「不倫した人=悪」なのか? 離婚弁護士の本音

広末涼子さん不倫騒動、「不倫した人=悪」なのか? 離婚弁護士の本音

姦通 (不倫からのリダイレクト)
多い。TBSのテレビドラマ『金曜日の妻たちへ』(1983年)により「不倫」という言葉が広まったと考えられている。 本来は、不倫(ふりん)・不義密通も同じ意味であるが、現代日本語では、既婚者が配偶者以外の者と性交渉を持つ行為を主に不倫(ふりん)と呼ぶようになった。…
28キロバイト (4,077 語) – 2023年6月14日 (水) 05:26

女優の広末涼子さんの不倫を『週刊文春』が報じて以来、テレビSNSでは連日、大きな話題になっている。広末さんの所属事務所が無期限謹慎処分を発表し、広末さん、相手男性ともに事実を認めて謝罪した。

広末さんが広告契約していた4社はホームページなどからCM動画を削除した他、雑誌の連載休止や新作映画のクランクイン延期など、仕事上にも大きな影響が出ている。

こうした動きに、SNSでは「あまりに罰が重すぎるのではないか」といった批判も起きている。確かに不倫は民法上の不法行為であるが、広告や映画、TVなどの作品作りにも制限されるのは妥当なのだろうか。弁護士はどのように見ているのか。原口未緒弁護士に聞いた。

●「夫婦の不倫問題と子どもは全く関係がない」

——『週刊文春』が報じて以来、連日大きく報じられています。どのようにみていますか

論点は様々ですが、(1)子育て中の夫婦の不倫があった場合の解決の難しさ、(2)再構築は可能なのか、(3)報道のあり方について、主にこの3点について私なりの考えを述べたいと思います。

まず(1)子育て中の夫婦の不倫があった場合の解決の難しさについて。これは広末さんご夫妻に限らず、お子さんのいる夫婦はどなたも悩まれる点です。

親の問題に巻き込まれるかたちで、離婚や別居など、子どもには大きな生活上の変化が起こります。子どもがいる夫婦の場合、夫婦の意向だけでなく、子どもの生活環境や思いなどにも配慮した上で、慎重な対応が必要です。

言うまでもなく、お子さんは、夫婦(父母)の不倫問題とは全く関係がありません。一方で、お子さんのことと夫婦のことは別問題とは言え、何もなかったかのように気持ちを切り替えることは難しいことだと思います。

しかし、不倫発覚によって、即座に離婚となるご夫婦は、私の経験上、あまり見たことはありません。皆さん、悩み苦しみ、もがきながら、夫婦関係を続けるのか、あるいは別の形を選ぶのか。どちらにしても苦渋の決断をされていきます。

広末さんの場合、そこにメディアの関心も集まってしまうので大変な決断になります。メディアにはその点をぜひ配慮した報道をして欲しいと思います。

●「不倫した人=悪」というバッシングに反対

では、(2)再構築は可能なのかどうか、考えます。

仮にお子さんがいる方が離婚する場合、一方が離婚を拒否すると、長い別居期間を経て調停や裁判での手続きが必要となりますので、離婚が容易ではありません。また、養育費や面会交流など決めることは多くあります。お子さんが離婚を望まないこともあるでしょう。

広末さん夫婦のお考えはわかりませんが、こうした事情もあり、夫の不貞が発覚した後も夫婦関係を続ける方が多くいることも事実です。特に不倫をされた側の気持ちや決意、心持ち次第で、再構築も十分可能だと思っています。もちろん、並大抵の心持ちではできないことですが。

そして、これは芸能人の不倫問題に特有ですが、今回も(3)報道のあり方について考えさせられました。

実は私自身は、この種の報道については、ほとんど見ません。というのも、私たち離婚を扱う弁護士は、いわば日常的に生々しい不倫に接していますので、皆さんがこれほどまでに騒ぎ、報道されること自体に、「そんなに騒ぐことかしら」と思ってしまうからなのです。

私自身、不倫が原因となった両親の離婚問題について、中学生の頃から、不倫をされた側の親の嘆きをずっと聞いているうちに、子供ながらに、ふと、「先に出会って、先に結婚をした人が、どうしてそんなに偉いんだろう」と、思ったことがあります。

闇雲に「不倫はいけないもの」「不倫=悪」「だから処罰すべき」と正義を振りかざすかのようにして、著名人と言えども私生活上のプライバシーや名誉に配慮しない報道は、あるべき報道のあり方とは言えないかと思います。

「不倫した人=悪。だから処罰し、社会から除外する」とばかりにバッシングすることだけは、避けていただきたいと思います。

●女性の不倫に厳しい?

——広末さんは不貞によって大きな仕事上の影響が出ています。SNSでは「作品と私生活は違うのではないか」「男性有名人に比べて女性有名人に対する罰が重すぎるのではないか」という声も出ていますが、どのように考えていますか

CMや映画などの出演契約がどのような内容になっているかはわかりませんが、「イメージの低下につながる行為の制限」などが盛り込まれているのではないでしょうか。その場合、不倫スキャンダルはこの契約違反にあたりますので、取り下げや違約金の支払いはやむを得ないとは思います。

また、夫や妻に不倫をされた傷を癒やすことができずに生きている方たちは多くいます。企業がそのような人に配慮することはやむを得ないでしょう。

なお、「男性有名人に比べて女性有名人に対する罰が重すぎるのではないか」というお声については、私の個人的な印象としても、女性の不倫に対する世間の見方のほうが、厳しいように感じたことがあります。

著名人に限らず、「男性の不倫は火遊びみたいなものだけれど、女性の不倫はあってはならないもの」という意識は社会に変わらずにあるようです。特に小さな子どものいる女性の不倫に対してはより厳しくみられるようにも感じますね。

【取材協力弁護士
原口 未緒(はらぐち・みお)弁護士
東京弁護士会所属。心理カウンセリング・アカシックリーディングも併用しながら、こじらせない円満離婚の実現を目指します。著書『こじらせない離婚―「この結婚もうムリと思ったら読む本」(ダイヤモンド社)

事務所名:弁護士法人 未緒法律事務所
事務所URLhttp://miolaw.com

広末涼子さん不倫騒動、「不倫した人=悪」なのか? 離婚弁護士の本音

(出典 news.nicovideo.jp)

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