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ブルージェイズが完封リレーで連敗ストップ 菊池は7勝目ならずも6回2安打無失点の快投
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4b024c4ba36e5df99c7c32f8f0814d1ac385630
【ブルージェイズ2-0マーリンズ】@ローンデポ・パーク
7回まで両チーム無得点と緊迫した投手戦となったゲームは、8回表にブルージェイズが2本のタイムリーで2点を先制すると、完封リレーでそのまま逃げ切り2対0で勝利。チームの連敗を3で止め、マーリンズの連勝を5でストップさせた。ブルージェイズ2番手のイミ・ガルシアが2勝目(3敗)をマークし、5番手のジョーダン・ロマノが21セーブ目を記録。マーリンズ3番手のタナー・スコットは2敗目(4勝)を喫している。
マーリンズがユーリー・ペレス、ブルージェイズが菊池雄星の両先発で始まった試合は一歩も引かない投げ合いとなった。両投手初回を三者凡退で終えると、3回まで両チーム合わせてわずか1安打のみと、ともに素晴らしい立ち上がりを披露。結局両投手とも6回まで3塁すら踏ませることなく、ともに6回無失点とほぼ完璧な内容でマウンドを降り、試合はブルペン勝負に持ち込まれた。
このブルペン勝負を勝ち切ったのはブルージェイズだった。8回表一死からサンティアゴ・エスピナルの二塁打でチャンスを作ると、続くアーニー・クレメントとジョージ・スプリンガーが連続タイムリーを放ち2点を先制。反撃したいマーリンズも直後の8回裏に一死1・3塁のチャンスを作ったものの、この場面で登板したティム・メイザの前にヘスス・サンチェスが併殺に打ち取られ、反撃ムードは一気に萎んでしまった。
6回87球無失点と圧巻の投球を見せた菊池だが、この日は7登板ぶりの無四球と制球が安定。3回まで5奪三振パーフェクトの投球を見せると、初ヒットを許した4回も主砲ホルヘ・ソレアを併殺に打ち取るなど付け入る隙を与えず。6回に迎えた二死2塁のピンチも4割打者ルイス・アライズをセカンドゴロに打ち取り切り抜けた。結局白星はつかなかったものの6回2安打6奪三振無失点と堂々の内容で、試合前の時点で防御率1.80をマークしていた大物ルーキー・ぺレスと互角に渡り合ったピッチングはインパクト十分。今季の防御率は4.31から3.97へ良化している。