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【Money1】 韓国政府の赤字が「4カ月で予算の78%」まできた。負債「39兆」急増
2023年06月15日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向 06月号」を発刊したのですが、以下をご覧ください。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2023年06月直近の経済動向」
https://www.moef.go.kr/nw/nes/detailNesDtaView.do?searchBbsId1=MOSFBBS_000000000028&searchNttId1=MOSF_000000000064545&menuNo=4010100
ご注目いただきたいのは、赤枠で囲った部分です。
2023年度の本予算では管理財政収支が「-58.2兆ウォン」となっていますが、04月の時点ですでに「-45.4兆ウォン」となっています。
つまり、「2023年度はここまでは赤字掘るよ」とした「-58.2兆ウォン」ですが、04月時点ですでにその「78.0%」まで赤字が達しているのです。
税収が足らないために予定より赤字が拡大しているためです。
対前年同期比で比較すると、04月時点で税収は「33兆9,000億ウォン」も減少しました。
単純計算ですが、このままだと予算より約77.7兆ウォンも余計に赤字を掘ることになります。
問題は、この足らない分を国債発行で補っており、政府負債を急拡大させる様相を見せていることです。
04月末時点で中央政府の負債額は「1,072.7兆ウォン」。
以下が2022年12月末から04月末の中央政府の負債残高※の推移です。
03月から04月にかけて、わずか1カ月で「19.1兆ウォン」も増えました。
2022年12月末時点と比較すると「39.3兆ウォン」も増えています。
2023年度の本予算(支出)がざっくり約600兆ウォンですから、4カ月で予算の約6.6%も借金を積んだことになるのです。
これを泥沼といわずしてなんというでしょうか。
※「中央政府の負債」であることにご注意ください。他に地方政府の負債があるのです。2つを足して「D1」になります。
2022年12月末時点で地方政府の負債残高は約34兆ウォン(正確には34.2兆ウォン)でしたから、ちょっと乱暴ですが、
これを足し込むと04月末時点で「D1」は「1,106.9兆ウォン」。
韓国政府が目指しているのは「2023年末時点でのD1:1,134.4兆ウォン」です。
まだ04月時点だというのに「1,106.9兆ウォン」も負債があるとすれば、あと27.5兆ウォンしか負債を増やせないことになります。
8カ月も残っているというのに、です。
(吉田ハンチング@dcp)
2023.06.17
https://money1.jp/archives/107577