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ジャニー氏性加害問題に関する第三者会見、歯切れ悪く終了
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ジャニー氏の性加害問題について、第三者が会見したのは初めて。大きな注目を集めたが、歯切れの悪さが際立った。
再発防止特別チームは林氏、精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理の女性研究者(名前非公表)の3人で構成。複数の元所属タレントがジャニー氏から性被害を受けたと告発している問題を調査し、事務所に提言を行う。
会見には林氏と飛鳥井氏が出席。林氏は報道陣120人に「5月29日に第1回の会合を開催した」と始動を報告した。
その後は報道陣からの質問に答える形で進行。事務所は性加害を事実認定しておらず、チーム名の「再発」との矛盾を指摘された林氏は「ジャニーズ事務所側が設定した名前だが問題はない。検証する時々で事実認定するのが特別チームの専権」との考えを示した。
事務所の藤島ジュリー景子社長(56)は性加害を「知らなかった」と釈明したが、林氏は「幹部への聞き取りは必要」と追及する構え。一方で、被害を訴えていない現役タレントを含む事務所所属経験者への調査は「網羅的にはしない」と慎重な姿勢で、チームの機能性は疑問が残る。
ジュリー氏は会見を開かず、批判が集中。調査結果の発表時期は未定とはいえ、飛鳥井氏は「いずれ再発防止の提言をした際には、事務所代表者としての考えを明らかにして」と語気を強めた。
仮にチームが事実認定をしても「事務所側が認めるかは分からない」と影響力の弱さを露呈。さらに「法的責任を追及するチームではない」と消極的な姿勢も目立った。
2時間の予定だった会見は約1時間20分経過した時点で終了。司会から理由の説明はなく、「残りの質問はメールで」と一方的に打ち切られた。
この日、嵐の櫻井翔(41)はキャスターを務める日本テレビ系「news zero」で会見について言及。5日に放送された同番組での〝涙の訴え〟から一転、「どこが問題でどう解決すればいいのか検証することが大事」と毅然(きぜん)と思いを届けた。性加害問題の全容が解明される日は来るのか。
サンスポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/554db510be673da79b5eb9a744c57b96b547574c