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新潟MF伊藤涼太郎が欧州へ! シント・トロイデンに完全移籍決定「感謝してもしきれない」
6月11日に『デンカビッグスワンスタジアム』で行われる明治安田生命J1リーグ第17節京都サンガF.C.戦が、新潟でのラストゲームとなる。試合終了後には伊藤による挨拶の時間が設けられるという。
現在25歳の伊藤は、セレッソ大阪U-15、作陽高校を経て、2016年に浦和レッズ入団。同クラブでは出場機会を得られず、2017シーズン後半と2018シーズンは水戸ホーリーホックに期限付き移籍。2018シーズンの明治安田生命J2リーグで34試合出場9ゴールと結果を残した。
しかし、2019シーズンに期限付き移籍した当時J1の大分トリニータでは思うように出番を得られず、2020年の浦和復帰後もなかなかメンバー入りできない日々が続いた。2021シーズン後半は水戸へ2度目の期限付き移籍を経験し、再び主力として活躍した。
2022シーズンに新潟へ完全移籍すると、同クラブで才能が開花。昨季の明治安田生命J2リーグでは全42試合に出場して9ゴールを挙げるなど、リーグベストイレブンに選出される活躍で新潟の6シーズンぶりとなるJ1復帰の原動力となった。
今季は明治安田生命J1リーグの16試合に出場して7ゴールをマーク。2・3月度にはリーグ月間MVPに輝き、4月15日に行われた第8節アビスパ福岡戦ではハットトリックの活躍で大逆転勝利を演出。リーグ屈指の攻撃的MFとして評価を日増しに高めていった。
伊藤は自身初となる海外挑戦に向け、新潟のクラブ公式サイトを通じて次のように感謝の言葉を綴った。
「このたびシント・トロイデンに移籍することになりました。アルビレックス新潟に加入してから1年半の間、サポーターの皆さんからたくさんの愛情を注いでいただいたことに、心から感謝しています。これまで支えてくださった皆さんと共に、たくさんの嬉しい思い出も悲しい出来事も共有できたと振り返っています。特に昨シーズンは、J2優勝やJ1昇格という素晴らしい結果をつかみ、新潟全体で喜び合えたことが、本当に嬉しい瞬間でした」
「過去の自分は、J1の舞台でなかなか活躍できずにいました。そんな自分を新潟は迎え入れてくれて、出場機会をいただけたからこそ、海外クラブからのオファーが現実のものとなったと、感謝してもしきれない気持ちです。『今季はタイトルを獲る』と言い続けたにもかかわらず、シーズン途中で移籍することを申し訳なく思う気持ちも強いのですが、この目標はチームメイトを信じて託して、海外で挑戦してきたいと思います」
「初めての海外挑戦となりますが、自分の活躍を皆さんに届けられるように努力を続けていきますので、これからも伊藤涼太郎を応援していただけると嬉しいです。短い期間でしたが、たくさんの拍手とご声援をいただき、本当にありがとうございました」
また、伊藤は新天地となるシント・トロイデンでのクラブ公式HPでは以下のように意気込んでいる。
「はじめまして。アルビレックス新潟から加入することになりました。伊藤涼太郎です。初めての海外挑戦となりますが、できるだけ早くチームに馴染んで、少しでも早く結果を残せるように努力し続けます。温かい応援をよろしくお願いします」
伊藤が加入するシント・トロイデンは2022-23シーズン、日本代表GKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、FW林大地、FW原大智、元日本代表FW岡崎慎司が在籍。ジュピラー・プロ・リーグを18チーム中12位で終えた。来季に向けては、かつてヴィッセル神戸を率いたトルステン・フィンク新監督の就任がすでに決定している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0906e1d5d848c16b5ca38f66f4560830dbfe720