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藤浪先発でストライク率74%!圧巻のピッチングでメディア絶賛アンチを黙らせる
1: 風吹けば名無し 2023/06/05(月) 12:01:05.13 ID:qkswhjSMr
先頭のルイス・アラエスに対して、3球連続で100マイル(161キロ)を超えるストレートで勝負。全球ストレートで、1-2とストライクを先行させると、最後は高めのストレートに手を出させて三塁へのファウルフライに打ち取る。2番のホルヘ・ソレアにも続けてストレートで挑み、2球目にインハイに投じた157キロのストレートを打ち上げさせてセカンドフライ。心配された制球難は顔を出さず、ポンポンと2アウトを取った。だが、ナ・リーグの東地区で2位につけ、リーグ4位のチーム打率.257を誇るマーリンズは、三者凡退で終わらせてくれない。
3番の左打者ブライアン・デラクルーズを0-2と追い込んだが、160キロの外角ストレートにチョコンとバットを合わせられてセカンドの頭を超えるヒットを許す。続く4番のサンチェスには、初球の159キロのストレートを逆方向に運ばれ、その打球はレフトフェンスの向こうに設置されていブルペンに飛び込んだ。推定飛距離371フィート(約113メートル)の最短距離の先制4号2ランを浴びた藤浪は、腰に手をやって唖然。それでも気を取り直して続く元横浜DeNAのユリエスキ・グリエルをフルカウントから、最後は、ヒザ元のカットボールでスイングアウトに斬って取った。
藤浪は、19球中14球がストレートで、最速は162キロを示し、160キロ超えが5球あった。しかも19球中ストライクが14球というストライク率74%。課題の制球を改善させる投球内容を見せる一方、今季5本目の被弾となる2失点で、防御率は12.19となった。
マーク・コッツィ監督は、2回から2番手のホーガン・ハリスにスイッチ。この2失点が響き、チームは0-4で敗れ、藤浪に6敗目がついた。結果は決して褒められたものではなかったが、四球はなく、その投球内容を評価する米メディアの声があった。
MLB公式サイトは、アスレチックスの敗戦を伝える記事の中で、「アスレチックスは最近のチームの投手起用で続けているようにオープナーとして剛腕の藤浪を持ってきて、この右腕投手は、2アウトからデラクルーズにヒットを許した後、サンチェスに逆方向に2ランを浴びた」と紹介。
「藤浪には球威があった。彼が投げた19球のうち、4球は100マイル(約161キロ)の壁を越えた。だが、アスレチックスの攻撃陣が援護することができなかったことで、このサンチェスの本塁打が、事実上、試合を終わらせることになった」と続けて、4球あった100マイル超えの藤浪のストレートの威力を評価した。
しかし、5月29日のブレーブス戦で1回1失点で初ホールドをマーク、翌30日の同じくブレーブス戦では、わずか4球で2勝目をマークするなどして、この日のオープナー起用抜擢につなげた。米メディアやファンのバッシングの声も収まりつつある。
もしかすると、「マウンドに上がってみなければわからない」という不安定さから脱却する出口が見え始めているのかもしれない。
これで藤浪の戦績は、18試合、31回に登板して2勝6敗1ホールドで、32奪三振、28四死球、防御率12.19、「1イニングあたりに何人の走者を出したかを示す数値」であるWHIPは1.97となった。