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日本ハム・新庄監督の〝支持率〟爆上がり 負け癖払拭 観客動員も急回復「交流戦後のチケットも想定以上に売れ行きがいい」
昨季の新庄監督といえば「ビッグボス」と称し、自らパフォーマンスを前面に出しながらチームを鼓舞。
「優勝を目指さない」と公言して年間を通し若手を中心としたチーム戦力の底上げに尽力した。だが、勝利を望む一部ファンからはこの姿勢が評価されず、球団には多くの批判の意見が寄せられた。
これに伴い新庄監督の支持率も低迷。観客動員も思うように伸びなかったという。
ところが、5月頃からその様相が一変。チームが順位を上げ始めると新庄監督を支持するファンの声が高まると同時に観客動員も急回復したため、球団内でも「もっと新庄監督を評価すべき」という声が急増しているというのだ。
球団関係者はその激変ぶりをこう語る。「正確に言うと最下位だった4月中旬までは『せっかく新球場ができたのに球団はやる気があるのか』という批判の声ばかりだったので、球団内でも『このままで本当に大丈夫なのか』という疑心暗鬼の空気が漂っていました。
でも、5月に最下位を脱出するとそうした声がパタリと止まり、観客動員も急回復しましたから。
今は交流戦なのでチケットの売れ行きが良いのは当然ですが、交流戦後の6月後半から7月上旬の本拠地戦チケットも想定以上に売れ行きがいいんです。
そんな好転もあって新庄監督への支持が日に日に高まっている。劇的な変化ですよ」
指揮官のここにきての支持率急回復。背景にはやはりファンが待ち望んでいた「勝利の積み重ね」が大きい。
昨季は勝負度外視とあって「負けて当たり前」の空気がチーム内にまん延。ファンも応援熱が冷めている感が否めなかった。
だが、今季は清宮やポンセら主力選手の故障が相次ぐ中、チームは一丸となって奮闘を続けている。昨季のような「負け癖」はなく他球団と5分の戦いを繰り広げている。こうしたナインの戦う姿勢とチーム結果が指揮官の支持を後押ししているのだろう。
日本ハムの本社サイドもそんな新庄監督の采配ぶりには一目置き始めている。ある球団幹部も先日こんな話をしていた。
「本音を言うと今季もチーム総年俸は12球団で最下位(約23億円=開幕時)ですし、数少ないチームの主力だった近藤(健介)選手が移籍したこともあり本社内でもどこか諦めムードがあった。でも、この現有戦力で上位浮上を狙っているのだから大したものです。
しかも監督がCM出演している『モーニングサーブ』というウチの新商品も販売好調ですからね。まだリーグ4位で油断はできませんがこのまま好勝負をしてくれれば本社も支援を惜しまないはずです」
1日のヤクルト戦は完封負けを喫し、交流戦単独首位は1日で終わったが、明らかに昨季とは手応えが違う日本ハム。
新庄監督の支持率はこのまま「高止まり」できるのか。その動向が注目される。
6/2(金) 6:16配信 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/704b28b6c97f409a8bbfb1588cbec81b22872bf2