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なぜ阪神は佐々木朗希に今季初黒星をつけることができたのか わずか1安打で奪った決勝点に隠された岡田采配
セ・リーグ首位を快走する阪神が、4日のロッテ戦で難攻不落の最速165キロ右腕、佐々木朗希に今季初黒星をつけた。開幕から無傷の4連勝、防御率1・18を誇っていた令和の怪物を岡田阪神は一体、どうやって攻略したのだろうか。初回、先頭の近本がフォークに空振り三振。中野が163キロ直球に見逃し三振に倒れるなど、5回まで無安打無得点。数字の上では苦しめられていた。ただ、この日の佐々木朗は少し荒れていた。二回、森下への162キロ直球が左手首付近への死球となった。三回2死では近本がフルカウントから四球を選び、四回1死からも大山、佐藤輝が連続四球。森下、梅野が連続三振に倒れて得点に絡めることはできなかったが、今季ここまで3四死球が最多だった佐々木朗のボールをしっかり見極めていた。六回、中野がフルカウントから四球を選び、この試合初めてとなる先頭打者の出塁を果たす。ここで岡田監督が仕掛けた。ノイジーの3球目に中野がスタート。ファウルとなったが、続く4球目にも中野は二盗を企て、フォークがワンバウンドとなって捕手・佐藤都は送球することができなかった。ノイジーの三振後、大山の4球目にもワンバウンドしたフォークが大きくそれ、中野が初めて三塁を踏んだ。暴投が先制点につながる局面となった続く94球目。143キロのフォークが高めに浮いた。大山が逃さず右前に運び、中野を本塁へ迎え入れた。チーム初安打で奪った貴重な1点。大山の確かな技術力とともに、佐々木朗の心の動きを見透かした値千金の一打だった。6回1安打に抑えられながらも、5四死球を選んで102球を投げさせた。吉井監督は試合前、右手中指にマメができてから復帰2戦目となる今回について「90球ぐらいまでかな」と投球数のメドを明かしていた。完全攻略とは呼びにくい数字だが、岡田監督にとっては想定内の試合運びだった。「連打はできないと思っていたんよ。ヒットは2、3本でも、フォアボールを4つぐらい選んでな。フォークボールはワンバウンドがあるから、うまく足を使えたらって試合前に話してたんよ。低めのフォークボールを見極めてな」。四球を選び、足を絡め、少ないチャンスをモノにする。ある意味、思惑通りの展開で白星をたぐり寄せた。21年の交流戦でプロ初勝利を献上し、昨年も6回4安打無得点に抑えられていた佐々木朗から初めて白星を奪った。そこに浮かび上がるのが両リーグ最多となる190四球の選球眼だ。昨年は143試合で358四球。1試合当たり2・5四球だったが、今季はここまでの51試合で190四球と、1試合換算で3・7個の大幅増となっている。15年ぶりにタテジマに袖を通した岡田監督は開幕前、球団側にある提案を持ちかけていた。ABCテレビが2日に更新した公式ユーチューブ「虎バン」の中で岡田監督は掛布雅之氏と対談し、「ボール球を振っての凡打が多かったんでね、開幕前にね、前日にね、球団に言うたんですよ。フォアボールのポイントをちょっと上げてくれって」と、四球を選んだことに対する査定法の見直しを求め、承諾を得ていたことを明かした。続けて「了解を得てね、前日のミーティングで選手に言うたんですよ。競ってる時のフォアボールはヒットと一緒だから。例えばこれまで1ポイントだったのが、1・2ポイントになるだけで、あんなにフォアボールが増えるんだってね」と狙い通りの四球増に笑顔をこぼしていた。矢野前監督は超積極野球を標榜し、岡田監督は守りから勝利に近づき、少ない得点機を生かす野球を根付かせている。安打だけが輝く結果ではない。快音は響かなくても、打ちたい衝動を抑え、一塁に歩くことが安打と同等に近い価値を得られるシステムを構築したことが、今季最多タイとなる18個の貯金を生むひとつの要因となっている。(デイリースポーツ・鈴木健一)https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf21686147d6e1aef57427d4a3bb9d6d221ce15
なぜ阪神は佐々木朗希に今季初黒星をつけることができたのか わずか1安打で奪った決勝点に隠された岡田采配
これは影のヒーローはノイジーじゃない?あのストレートファールにしてなければおそらく刺されてた。
朗希にもあった小さな隙 ギャンブルじゃない 1安打で1得点は試合前からの阪神・岡田監督のプラン(スポニチアネックス) https://news.yahoo.co.jp/articles/bcebf65d5d8fdce2d3fe21b6eeb27b9540f9fd96 …
昨日の試合は岡田采配の凄さを見せてくれたな。
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