あわせて読みたい
乃木坂46・早川聖来がパワハラ告発した演出家に惜しむ声。大人数アイドルグループの演出で彼以上の才能を見出すのは難しい。
|
https://shueisha.online/newstopics/134348?page=3
●「初期のハングリー精神がないメンバーもいる」
乃木坂46が所属するソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)関係者が言う。
「SEIGOさんは厳しく演出指導する人で、ときには口が悪いこともありました。でも、それはコンサートの成功を最優先で考えているから。
メンバーも『叱るときもちゃんと筋が通っている』と口をそろえて納得しています。乃木坂46が売れたのはSEIGOさんのおかげと考えているメンバーも多く、厳しい指導にもかかわらず、SEIGOさんは慕われている印象です。
グループ内では辞任を引き留める声が圧倒的です。ただ、SEIGOさんは『そう(パワハラだと)感じさせた自分が悪いので責任をとる』と身を引いてしまった。本当に残念です」
別のSME関係者もこう続ける。
「乃木坂46もデビューして12年。早川のことではありませんが、初期のハングリー精神が薄れ、人気グループであることにあぐらをかくメンバーも一部います。
それだけにSEIGOさんも演出担当として厳しい言葉を口にした面は否めません。発言内容に不満があるなら、まずは運営や代表に言ってほしかったのですが、そうできない空気をつくってしまったこちらにも非があります」
かつての教え子たちはSEIGO氏についてこう擁護する。
「とにかく一生懸命な人なんです。メンバーとはギリギリまで演出をどうするか、真剣にやりあっていました。怒られることもしょっちゅうでしたが、それだけ本気だったということ。気が強いメンバーとSEIGOさんとやりあうこともありました。
ときには熱くなって『*!』となじられたこともありましたけど、私がいたころのAKB全盛期は体育会系な雰囲気だったこともあって、それも愛のムチととらえていました」(AKB48元メンバー)
「SEIGOさんを知る人は、彼が粗暴な人でないことをよくわかってる。たしかに怒って『*』とか、『*』とかの言葉を発することはありました。
でも、それも演出の意図を必死にメンバーに伝えようとしたなかで混じってしまった言葉。もちろん、手を出すことなんて一度もありませんでした」(HKT48元メンバー)
●大人数アイドルグループの演出で彼以上の才能を見出すのは難しい
掛橋の転落事故に関連した暴言については、SEIGO氏自身は否定しており、運営側も「調査の結果、そうした発言はなかった」と明言。前出のSME関係者もこのように擁護する。
「掛橋の事故の翌朝、ライブリハーサル前にSEIGOさんはメンバーやスタッフ全員を集め、『事故は自分のせい』と涙を流しながら謝罪していたんですよ。
そんなSEIGOさんが本当にあんな発言をしたとは思えません。私だけでなく、多くのメンバーやスタッフもそう受けとめているはずです」
ともあれ、結果的にSEIGO氏は演出家を辞任することに。
この影響について、前出のHKT48関係者がこう心配する。
「SEIGOさんは演出家として稀有な存在。アイドルグループのフォーメーション采配で、彼以上の才能を見出すのは難しい。
大人数グループにありがちな、メンバーに別仕事が入ったり、病欠などで空いた穴に臨機応変に対応できる能力もSEIGOさんが重宝されてきた理由のひとつです。
実際、HKT48の運営元がAKSからMercuryに変わったときも、空気を一新しようとSEIGOさんは一度演出から外されたんですが、やっぱり彼でないとダメということで呼び戻されています。
SEIGOさん辞任で今後のグループ活動に支障がでないか、心配しています」