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【環境活動家】絶滅のおそれある韓国産淡水魚クグリの災難
奇妙なパフォーマンスの後、「環境保護」「気候変動への対応」といったメッセージを投げかける。
しかし、残された現実は噴水復旧に使われた30万リットルの水と壊れた額縁、環境活動家の家に届く警察からの出頭要求書だけだ。
環境団体のこうした極端な行動は、むしろ環境問題に対する大衆の反感を引き起こす。
それは韓国も例外ではない。
文在寅(ムン・ジェイン)政権下の昨年1月、ある環境関連団体が冬眠していた魚を起こした。
4大河川堰の水門開放に伴うモニタリングを行うとし、水位が低下した康川堰付近で魚を捕獲したのだ。
この団体が釣った魚の中には絶滅危惧種である「クグリ」(和名・ズナガドジョウカマツカ)も含まれていた。
研究目的であっても、保護種の捕獲には、政府の許可手続きが必要だ。ところが、この団体はクグリを不法捕獲したばかりか、水槽に入れて記念写真までした。
そして、「4大河川の堰開放でクグリが帰ってきた」と主張した。
だが、この主張について、専門家は「漢江流域に元々住んでいたクグリが堰の開放で水位が下がると移動してきたものだ」と話した。堰の開放で水がきれいになってクグリが帰ってきたのではなく、以前から漢江にいたとの指摘だ。
堰の開放効果を誇張するため、生息場所を変えたクグリを捕獲し、まるでいなかった魚が帰ってきたように「ショー」を行ったと見るほかない。
その過程で絶滅危惧種を許可なしに捕まえる違法行為まで犯した。
絶滅危惧種のクグリは環境団体の「ショー」のために、冬眠から目覚めなければならなかった。
《後略》
朝鮮日報|パク・サンヒョン記者|2023/06/04 13:01
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2023060280155