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B’zのデビュー35周年に稲葉浩志が語る、他人に嫉妬する人間の一面とは?
B’zは鎧、自分は普通、他人に嫉妬することもある――デビュー35周年、本人が語る「人間・稲葉浩志」
(出典:Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair) |
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:2023/05/28(日) 06:34:23.87ID:Qor3BcLn95/27(土) 17:00 Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair
https://news.yahoo.co.jp/articles/c93d7cf33f8f4523d98b88e8eba26c07c2e1c275?page=1
撮影:平野タカシ
(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
デビュー35周年を迎えるB’zのフロントマンにして、ソロとしても活動する稲葉浩志。作詞して世に送りだしてきた楽曲は、約500曲に及ぶ。しかし、稲葉は自身の学生時代について「ずば抜けて何かができたわけじゃなかった」、B’zの結成も「劇的じゃない」と振り返る。パブリックイメージの「ロックスター・稲葉浩志」とは違う、ひとりの人間としての稲葉浩志の実像に迫った。(撮影:平野タカシ/Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair編集部)
◆普通に人をうらやましがったりもする
B’zのシンガー、という肩書を外したとき、稲葉浩志とは何者なのだろうか? その問いに稲葉は「普通」とだけ答えた。B’zで激しく歌いあげるパブリックイメージとは真逆のものだ。
「普通に人をうらやましがったり、喜んだり、喜怒哀楽があって。歌でもそうですけども、自分に持ってないものを持っている人に対して、やっぱり大なり小なり嫉妬というのはいつもあるなって思います」
嫉妬は、テレビを見ていても、ライブを見ていても、他の歌手に対して抱くという。
「たとえばMr.Childrenのコンサートに行ったときに、コンサートも非常に素晴らしかったし、桜井(和寿)さんの歌も突き抜けてきていましたし。昔はロッド・スチュワートの声に憧れて、ああいうふうに歌いたいと思っても、なかなかならないとか。だから、人の歌に憧れても、自分の声質や今の喉の状態で、どういうふうにできるのかな、みたいな考え方をするほうが多くなりましたね」
B’zについては「鎧」と表現する。
「B’zで歌っている自分というのは、何か強力な鎧をまとって歌っている『何とかマン』みたいなイメージがありますね」
◆自分は「とんがり」がない人間だと思っていた
(※中略)
その稲葉も、中学に入ると夢中になるものを見つける。音楽だ。兄の影響で聴きはじめ、初めて買ったアルバムはキッスの『ラヴ・ガン』。そして高校に進学すると、学園祭で初めてバンドのボーカルを体験する。
「同じ軟式テニス部の友達のギターがとても上手で、文化祭に彼を出してあげたいと友達とも話して、寄せ集めのメンバーでバンドを組んだんです。そのときのボーカルに、たまたま僕がなったんです。みんなで一曲を練習して演奏して合わせることが、すごく楽しかったですね。文化祭では、僕が練習しすぎで声が全然出なくて、悔しい思いをしたんです。でもやっぱり、バンドが楽しかったので、そこからは趣味じゃないですけど、バンドは何かしらやっていましたね」
優等生として過ごした学生時代。そこにコンプレックスを抱えていた部分もあるという。
「ずば抜けて何かができたわけじゃなかったんです。特に学生時代だと、そこそこなんでもできる子より、ちょっと突っ張っている子とか、やんちゃな子とかが人気があるじゃないですか。そういう人たちのほうが目立っていたし、何か悪さをしているような友達が先生に気に入られたりするのも見ていたし。だから、そういう『とんがり』がない人間だなって、ずっと自分で思っていました」
◆教師にならなかった自分に親は泣いていたと思う
(※中略)
◆B’z結成は劇的じゃなかった
親からの手紙に返事を出すことはなく、稲葉は音楽の仕事を始めていく。そして、ある人物に出会う。
「LOUDNESSというバンドがすごく好きだったんですけど、そのバンドのマネジメントをしている会社がやっているボーカルスクールの宣伝を音楽雑誌で見て、行ってみたいなと思って。通っていくなかで、コーラスのアルバイトの仕事をもらったりしているうちに、事務所で松本(孝弘)さんを紹介されたんです。松本さんが自分のバンドを作りたくて、そのボーカリストを探しているので、話をしたいと。松本さんは、確固たるビジョンがありましたね」
(※中略)