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【韓国】市民団体、徴用被害者宅に押しかけ5000万ウォン要求
当時「稚拙なまねはやめろ」と言ったイ理事長が最近、2億ウォン(約2100万円)余りの賠償金を受け取った徴用工被害者遺族に電話をかけたり、自宅を訪ねたりして、5000万ウォンを要求したことが分かった。11年前に被害者と結んだ合意に従い、賠償金の20%を要求したのだ。合意の存在を知らなかった遺族が反発すると、1ウォン単位まで金額が記載された内容証明郵便を送ったという。遺族は「政府の解決策に反対し、カネを受け取らないでほしいと主張していたではないか」と市民団体に抗議する場面もあったという。
イ理事長は外交部が被害者と面会しようとしたことについて、「重要な意思決定が必要な事柄に代理人、支援団体、家族が同席しなければならないのは常識だ」とも主張した。自分たちを無視するなという意味だ。しかし、遺族は11年前に市民団体が被害者と合意文書を取り交わす際にはなぜ家族に知らせなかったのかと問いただしている。ある遺族は「合意文書の原本を受け取り、青天の霹靂(へきれき)だった。90歳を超える高齢者を呼び、拇印(ぼいん)まで押させておいて、子どもたちは全く知らなかった」と話した。
この団体は裁判初期から関与し、被害者を支援した部分もあるだろう。だが自分たちが表現する通り、「稚拙で非常識な」やり方で被害者が望まない面会を迫り、「精算」を要求することをどうとらえるべきか。「歴史問題を利用したビジネス」という批判が出てくることには理由がある。この団体は世論が悪化すると「遺族が故人の遺志に従うかどうかは彼らが決めることだ」と立場を一歩後退させた。
5/28(日) 7:18配信
朝鮮日報日本語版
https://news.yahoo.co.jp/articles/7012fe4a5986e4637e4c16913dd77f118fd1bbcf