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【韓国】ソウル家裁「シュレーダー前独首相が離婚の原因を提供」…韓国人妻の元夫が一部勝訴 3000万ウォン賠償支払い命じる
ドイツのゲアハルト・シュレーダー前首相(77)と再婚して話題になった通訳者のキム・ソヨンさん(51)の元夫がシュレーダー前首相に対して損害賠償を求めた裁判の一審で、元夫が一部勝訴し、シュレーダー前首相に3000万ウォン(約289万円)の賠償を命じる判決が下された。
ソウル家庭裁判所(家事4単独、チョ・アラ判事)は20日、キム・ソヨンさんの元夫Aさんがシュレーダー前首相を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、Aさんの訴えを一部認め「被告は原告に3000万ウォンを支払うとともに、遅延損害金も支払うように」との判決を下した。
キムさんはAさんと2017年11月に離婚し、通訳の仕事を通じて親しくなったシュレーダー前首相と翌年10月に結婚した。結婚に先立ちシュレーダー前首相は18年1月、ソウル市内でキムさんと共に記者懇談会を開催し、交際を公にした。
するとAさんは、婚姻関係が破綻した原因がシュレーダー前首相にあるとして、18年に1億ウォン(約963万円)の損害賠償を求めて提訴。キムさんがAさんと離婚する前からシュレーダー前首相と不倫関係にあり、Aさんと離婚する際にシュレーダー前首相と別れると約束したにもかかわらず、キムさんがこれを守らなかったと主張した。
Aさんは、離婚の原因を提供したシュレーダー前首相に対し、精神的苦痛を補償する慰謝料などを支払うよう求めた。併せて、メディアの報道によって離婚の事実が知れ渡り、名誉を毀損(きそん)されたと主張し、これに関する民事・刑事訴訟も別途行われている。
チェ・オンジョン記者
朝鮮日報 記事入力 : 2021/05/20 20:30
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