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【フィリピン】ワクチンえり好みを防止 直前まで告知せず 同国は現時点で米国や中国、ロシア製など7種類のワクチンの緊急使用を承認
1: マスク着用のお願い ★ 2021/05/20(木) 16:45:07.78 ID:IXE8bTel9
フィリピン、ワクチンえり好みを防止 直前まで告知せず
【マニラ=志賀優一】フィリピン政府は20日、新型コロナウイルスワクチンを接種する対象者に直前までメーカー名を告知しないよう地方自治体に指示した。同国は現時点で米国や中国、ロシア製など7種類のワクチンの緊急使用を承認し順次輸入している。国民がメーカーをえり好みし接種が遅れる事態を避ける狙いがある。
地元報道によると、首都マニラのワクチン接種会場で米ファイザー製のワクチンが接種できるとわかり、18日未明から長蛇の列ができた。政府はワクチンを十分に調達しても人気が偏って接種が遅れることを懸念し、接種するメーカー名を直前まで告知しないよう指示した。
フィリピンでは3月にワクチン接種が始まり、順次対象者を増やしている。同国のワクチン接種完了率は1%未満で「最もよいワクチンは、ブランドにかかわらず今利用できるワクチンだ」としている。
インフォームドコンセント(説明と同意)を果たすため、接種会場でメーカー名を通知する。メーカー名を知り接種を拒絶した場合は、再び順番を待つことになるという。
同国は中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)や英アストラゼネカなどを含む7種類の新型コロナワクチンの緊急使用を承認した。中国製などのワクチンはファイザーを上回る規模で調達している。
2021年5月20日 15:56
日本経済新聞