あわせて読みたい
赤ちゃんが乗っているクルマを守るために「赤ちゃんが乗ってます」ステッカーを貼った人の本音とは?
赤ちゃんが乗っているクルマを守るために「赤ちゃんが乗ってます」ステッカーを貼った人の本音とは?
リアガラスに「赤ちゃんが乗っています」といったステッカーを掲出したクルマを見かけることがあります。見かけたらどうすべき、という声もありますが、どのような目的で誕生したのでしょうか。
登場から40年近くが経過
道行くクルマのリアガラスに、「赤ちゃんが乗ってます」といったステッカーが貼られているのを見たことがあるかもしれません。「赤ちゃんが乗っているのだろう」と理解はできますが、見た人はどうすればよいのか、という声もしばしば聞かれます。
そもそもステッカーの発祥は1980年代のアメリカです。考案者であるセーフティーファースト社のマイケル・ラーナーさんは、1986(昭和61)年10月9日付の『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューで次のように語っています。
「交通事故で赤ちゃんが命を落とすケースが多かったことから、周りのドライバーに注意を促し、子どもの安全について意識を高める目的で作成した」
この「BABY ON BOARD!」(赤ちゃんが乗っています!)と書かれたステッカーは、アメリカで1984(昭和59)年に発売されて以降、類似商品の「CHILD ON BOARD!」(子どもが乗っています!)マークとともに、2年間で300万枚を売り上げたそう。その後、日本にも上陸し、複数のカー用品メーカーからも販売されています。
もちろんステッカーを掲出する義務などはありません。あるカー用品メーカーも「ほかのステッカー類などと同様に、ファッションという側面もあるかもしれません」と話しました。
いずれにせよ同乗者が誰であれ、お互いに安全運転を意識するのはいうまでもありません。