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韓国の最大貿易黒字国だった中国、現在は最大赤字国に=韓国ネット「経済を諦めた?」
記事によると、中国はかつて韓国の最大の貿易黒字国だったが、今年になって最大の貿易赤字国に転じた。1月の韓国の対中貿易収支は39億3300万ドル(約5159億3240万円)の赤字を記録し、貿易国のうち最大の赤字となった。
1月と2月の累積でも対中貿易は50億7000万ドルの赤字となり、韓国の最大の天然ガス輸入国である豪州や、原油を輸入するサウジアラビアを上回った。今月も状況は変わらず、対中輸出は前年同期比36%減少し、輸入は9.1%増加したという。
月間や年間基準で中国が韓国の最大貿易赤字国となったのは今回が初めて。中国の「ゼロコロナ」政策により対中輸出が大幅に減少した一方で、バッテリーの生産に使われるリチウムなど韓国が輸入する産業用原材料の価格は高騰したことが原因と分析されている。
韓国貿易協会は「中国の場合、中間財・消費財が輸出増加を主導している」とし、「これまで中間財中心の輸出を育ててきた韓国と輸出構造が徐々に似てきている」と指摘したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「最大黒字国の中国を敵扱いする尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権。貿易赤字をどうするつもりなのか」「政治と経済は分けて対応するべきなのに、政策をがらりと変えたからこんなことになった」「輸出に頼るこの国が、日米を合わせた以上の利益をもたらしてくれる中国を冷遇。これは経済を諦めようと言っているようなもの」「この状況の中、米国と日本は対中貿易が増加中」「無能な指導者は敵より怖ろしい」など、現政権への厳しい声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
Record China
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