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【ミャンマー】 「ミャンマーで韓国に対する共感が大きくなっている」と読売新聞
15日ミャンマー最大都市ヤンゴンで市民が抵抗の象徴である三指敬礼をしながら軍部クーデター反対デモをしている。ヤンゴン/AFP聯合ニュース
日本の<読売新聞>にミャンマー市民の間に韓国に対する共感が大きくなっている、という内容のコラムがのせられた。「ミャンマー市民に韓国への共感」というタイトルのコラムで「ミャンマー市民の間に韓国の存在感が大きくなっている」と伝えた。(訳注:読売の元記事は会員限定)
コラムでミャンマー駐在日本人がミャンマー人を対象とする世論調査で軍部クーデター後「印象が良くなった国」として89%が韓国を挙げ、日本は49.6%だったと紹介した。
理由は韓国がクーデターを糾弾する「強力な声明を発表した」「ミャンマー市民の側に立っている」のような意見が多かったという。
同紙はミャンマー市民の韓国に対する共感が高まった背景に1980年5.18光州(クァンジュ)民主化運動の影響があるという。ミャンマー市民がアンケート調査で「私たちと同様な経験をした」と書いた点を例にあげた。
「当時(5.18民主化運動)韓国軍事政権が民主化運動を主導した金大中(キム・デジュン)元大統領を拘束し光州市民を武力鎮圧して市民160人以上が犠牲になった。ミャンマー人にとってクーデターで拘束された民主化の象徴アウンサンスーチー(前国家顧問)の釈放を要求する市民を軍が虐殺する姿が(5.18民主化運動と)重なるとみられる」と書いた。
5.18民主化運動を素材にした映画<タクシー運転手>も役割を果たしたという。ソーシャルメディアでは映画を推薦する人が絶えないと伝えた。
「ミャンマー市民は事件(5.18民主化運動)後の韓国の歩みにも注目する。民主化要求の動きが大きくなって大統領直接選挙導入のような民主主義が定着した流れはミャンマーの理想だからだ」と書いた。
<タクシー運転手>でドイツ人記者が外部と遮断された光州の状況を世界に伝えた場面を聞いて、「外国メディアがミャンマーの状況に注目し伝達することがミャンマー市民の希望を継続するのに役に立つよう祈る」と書いた。
チョ・キウォン記者
ハンギョレ新聞(韓国語)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/995381.html