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(笑)「愛犬家必見!サイと遊ぶ犬の反応が想像以上に可愛い件」
「これは笑っちゃうwww 犬の反応が可愛すぎるwww」
ネパールの自然保護区では、インドサイが道路をお散歩する様子を見ることができる。インドサイは巨大で、皮膚がは分厚く鎧を着ているで強そうだが、その性格は温厚で穏やかだという。
この日、サイがお散歩中、道路脇でお昼寝をしている犬を発見したようだ。ゆっくりと犬に向かって歩いていき、やさしく鼻先を近づけた。
だが犬にしてみれば接し方の問題ではなかったようだ。目を覚ましたら巨大な動物が目の前にいるのだから驚いても仕方がない。ギョっとして一目散に逃げていった。
東西80km、南北23kmにも及ぶ自然保護区、ネパールのチトワン国立公園には様々な野生生物が生息している。
この日、道路脇でうとうとと気持ちよさそうにお昼寝していた犬に、ノシノシと巨大生物が近づいてきた。
体長は3m以上、体の皮膚が固く、鎧のようなひだがあることから、別名「ヨロイサイ」とも呼ばれているインドサイだ。
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強そうな体だが根はやさしいというインドサイは、やさしく犬に接近していき、口をそっと犬の体につけた。
犬はびっくり仰天、一目散に逃げていく
「お尻の方になにかが当たっているぞ?」違和感に気が付いた犬が目を覚ますと、そこには自分の何倍もある巨大な生き物が!
犬は驚きのあまり一目散に逃げ出してしまった。サイはただ、犬に興味を持ち、一緒に遊びたかっただけなのかもしれないが、犬にしてみれば一大事だ。
この動画は、「サイが本当にやさしいという証拠が欲しいならどうぞ」と、インド森林局の職員スサンタ・ナンダさんがTwitterに投稿したものだ。
サイのアプローチはたしかにやさしかったが、さすがにそのサイズでは驚くのも無理はない。人間だって腰を抜かすレベルだ。
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インドサイはインド北東部、ネパールに生息する。草食で、森林や丈の高い草が茂る湿地帯などに生息している。数頭ほどの小さな群れをつくることもあるが、発情期以外は単独で生活しているという。
クロサイやシロサイは角が2本あるが、インドサイの角は1本だ。視覚は弱いものの、嗅覚、聴覚が発達しており、周囲の音を敏感にとらえることが出来る。
性質はおとなしく、オス同士で激しく争うようなこともほとんどないそうだが、巨体で体が鎧のように硬いため、驚かせると危険である。
体に似合わず俊足で、短い距離なら時速55kmくらいで走ることができると言われている。
かつてはパキスタン、バングラデシュ、ブータンにも生息していたのだが絶滅してしまった。 角を漢方薬や工芸品の材料としたり、スポーツハンティングのために乱獲されたことが原因だと言われている。
現在は絶滅危惧種(VU)に指定されているが、保護区ではいまだ密猟が続いており、また、生息地の破壊、外来種による植生の変化などによる影響もあることから、更なる保護が求められている。