阪神・秋山　開幕第2戦浮上　13日緊急昇格　伊藤将が左肩違和感で滑り込みか

　阪神・秋山拓巳投手（31）が13日に緊急昇格することが分かった。左肩違和感を訴えている伊藤将は12日の調整でも完調には至っておらず、改めて開幕に黄信号。代わって秋山が滑り込みで開幕ローテーション入りする可能性が出てきた。

　岡田監督の歯切れは悪かった。巨人戦の練習前に伊藤将と会話。遠投はせず約20メートルのキャッチボールで終えたことについて「あんまり良くないみたいやなあ…。どうなんや？と聞いたら、あんまりええ返事が返ってこなかった」と明かした。

　10日に異変を訴えて11日の日本ハム戦を回避。当初は軽症とみられ、登板を一度飛ばすだけで有力視される4月1日のDeNAとの開幕2戦へ向けて支障なしとみられていたが、状況は変わってきた。16日に予定するブルペン入りで改めて状態を確認する一方、現状で18日ヤクルト戦での登板は難しい。開幕までに残る実戦調整の機会は25日のオリックス戦しかなく、投げられたとしても調整不足は否めない。

　伊藤将の回復を祈りつつ、首脳陣は“次の一手”を打った。18年に手術した右膝の状態を考慮され、2軍でじっくり調整してきた秋山を急きょ招集。開幕第2戦と同じ土曜日の18日に登板する見込みだ。11日の教育リーグ・オリックス戦では今春最長8回を無失点。21年まで2年連続で2桁勝利を挙げた実績も頼もしい。実戦で好結果を続ける村上とともに秋山にも絶好のチャンスが巡ってきた。