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👉桜の絶景スポットはココ!
●仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
今年もお花見のシーズンが到来する。リクルートが発行する旅行情報誌『じゃらん』は、桜の絶景スポットに関するインターネット調査を2月に実施。絵画のような桜の絶景が楽しめる人気スポットを全国1081人に聞いた結果、1位は静岡県「龍巌淵」(りゅうがんぶち)、2位は岩手県「小岩井農場の一本桜」、3位は滋賀県「総本山三井寺」がランクインした。
1位の龍巌淵は静岡県富士市の潤井川(うるいがわ)沿いの龍巌淵で堪能できる桜並木。ピンクの桜と黄色の菜の花が富士山を春色に彩るスポットで、約50本の桜は一度見れば忘れられないほどインパクトを与えるとして、高い人気を集めた。
2位は岩手山麓に広がる農場の中にあり、岩手山を背景に牧草地に咲く一本桜が選ばれた。明治40年代に植えられたといわれている江戸彼岸桜で、「小岩井農場の一本桜」として親しまれている。
3位の総本山三井寺は、国宝や重要文化財の建物が立つ境内を約1300本の桜が彩る。艶やかにライトアップされた桜が見物客を別世界に誘う。
4位は「日本三大夜城」の一つに数えられる新潟県「高田城址公園」が選出。桜と三重櫓(さんじゅうやぐら)が照らされ、お堀の水面に浮かび上がる様子が人気を集める。
●5~10位に選ばれたのは?
5位には5種類、兵庫県にある約650本の桜が作る全長約4キロの桜並木「おの桜づつみ回廊」。加古川左岸の上流から下流へと順に開花していく。夜は粟田橋上流約350メートルがライトアップされ、幻想的な雰囲気の並木道を歩くことができる。
6位は大分県の大分川沿いに整備された自然遊歩道「大分川沿いの桜並木」。春絶景の散歩道として人気が高い。
7位は約1200年の歴史をもつ福岡県の古刹「清水寺」。隣接する清水公園とあわせ約1900本の桜が咲き、有明海と雲仙、桜の競演を楽しめる。8位は青森県の「世界一の桜並木」。約20キロにわたり約6500本のオオヤマザクラを植樹しており、地元で愛されるスポットだ。
9位は山口県の「錦帯橋」(きんたいきょう)。5連のアーチを描く錦帯橋と約1500本の桜が彩る風光明媚な景観が人気の観光スポットだ。10位は山形県の庄内藩酒井家の居城跡に整備された「鶴岡公園」が選ばれた。日本さくら名所100選にも選定される人気スポットだ。
マーケティング会社インテージ(東京都千代田区)が2022年に実施したお花見に関する調査によると、1人あたりがお花見に使った(または使う予定)の金額は3751円で、21年の2711円から約1000円アップしていた。同社は、この数値と国勢調査データなどを基にした22年の「お花見市場規模」について、1076億円(前年比141.7%)と推計している。