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識者「大谷のスライダーはHOP-UPしている」
1: 風吹けば名無し 2023/03/10(金) 10:20:52.14 ID:r5BwzyBL0
変化量で言うと、もちろん真っすぐと比較したら落ちてはいますが、横の軸でいうとマイナス方向には落ちておらず、打者からしたら浮き上がってくるくらいに感じる。だから、三振のシーンなどを見てもらえば分かりますが、普通、スライダーは打者が球の上を空振りするものですが、大谷投手の場合は打者が球の下を空振りする、もしくは横曲がりが大きくて球の横を空振りする。140キロくらいの球速帯であれだけ横に曲げられるのは特殊球です。
ストライクからボールゾーンに落とすために「スライダーは低めに集めなさい」というのがセオリー通りの投球術。実際、今、日本では高めのスライダーを投げる投手はほぼいない印象です。しかし、大谷投手、ダルビッシュ投手はどんどん高めで打者を差し込めるスライダーを投げています。
投手の基本は「上下(高低)」の変化。真っすぐを浮かせてフォークなど落とす系の縦のスタイルが大事にされているところに、大谷投手のような“落ちないスライダー”という横の成分が入ってくると、手がつけられません。
打者からすると、今までのスライダーは落ちながら曲がる認識でバットを出していく。しかも、今はフライボール革命やバレルゾーンという考え方があるから、バットのヘッドが若干下がる軌道になりやすい。落ちるスライダーはちょうどその軌道に合うから打つことができましたが、落ちないスライダーは逆に難しくなります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/42ceac5e64fab58a4cf08384110abb2ed5a502db