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侍ジャパン・ヌートバーは6日の阪神戦でデビューへ 愛称「たっちゃん」が早くも浸透
侍ジャパン(前列左から)牧秀悟、ヌートバー、山川穂高=バンテリンドーム(撮影・宮沢宗士郎)
侍ジャパン・ヌートバーは6日の阪神戦でデビューへ 愛称「たっちゃん」が早くも浸透/WBC
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20230304-00000012-sanspo-base
(侍ジャパン壮行試合、WBC日本代表2―7中日、3日、バンテリンD)粋な歓迎に笑みがはじけた。日系選手として初めてWBC日本代表に名を連ねたラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=が、壮行試合前の練習でナインと汗を流した。来日した2日に合流し、この日が始動日。「チームメートがウエルカムに迎えてくれて最高。『たっちゃん』と呼ばれてうれしかった」と声を弾ませた。
栗山監督や大谷らが練習時にそろって着用したTシャツの背中には「たっちゃん」と記され、日本と米国の国旗がプリントされていた。ヌートバーのミドルネームは、母方の祖父・榎田達治さんの名前に由来する「タツジ」。その名にちなんだ愛称が早くも浸透した。
当初は中堅手として期待されていたが、負傷で辞退した鈴木に代わり右翼に入る可能性もある。「どっちでもプレーできる準備はできている。体は100%に近い。ジャパンのユニホームを着てアドレナリンも出ているので、いい状態で動けています」。メジャー組の対外試合出場が解禁となる6日(阪神戦)にデビューする見込みだ。
練習前の円陣では「よろしくお願いします」と日本語であいさつ。室内で打撃練習に励んだ後、試合前のセレモニーでナインとともに国歌「君が代」を聞いた。「ジャパンのユニホームは重みがある。キャリアの中でトップクラスに残るような記憶になると思う。投手陣は世界最高峰。僕たち野手陣が点を取れば優勝できない理由はない」。頼もしき侍戦士がチームに加わった。(鈴木智紘)