ドラマ好きが推す「カンテレ」攻めた作品が多い訳 直近は「エルピス」を放送し、SNSでも話題を呼ぶ

ドラマ好きが推す「カンテレ」攻めた作品が多い訳 直近は「エルピス」を放送し、SNSでも話題を呼ぶ

ドラマ好きが推す「カンテレ」攻めた作品が多い訳 直近は「エルピス」を放送し、SNSでも話題を呼ぶ

ドラマ好きが推す「カンテレ」攻めた作品が多い訳 直近は「エルピス」を放送し、SNSでも話題を呼ぶ
 昨今のドラマファンの間で、ひときわ強い存在感を放っているのが関西テレビ放送局(カンテレ)だ。  昔から骨太のドラマ制作で知られており、古くは「GT…
(出典:東洋経済オンライン)

昨今のドラマファンの間で、ひときわ強い存在感を放っているのが関西テレビ放送局(カンテレ)だ。 
昔から骨太のドラマ制作で知られており、古くは「GTO」(1998年)や「アンフェア」(2006年)などの名作を世に放っている。 
そんなカンテレにとって、昨年10月期の「エルピス」は1つの大きな潮目になっている。
◇長澤まさみさんが主演を務め、鈴木亮平さんや眞榮田郷敦さんらが出演したフジテレビ系のドラマで、2022年10月から12月にかけて放送されました。「冤罪」という重厚なテーマを扱う社会派エンターテインメントとして注目を集めた作品です。
■“攻めるドラマ”のカンテレに根づくドラマ文化 もともとカンテレはドラマ文化が根づいている局だ。
大阪の準キー局では、M-1グランプリのABCテレビ、吉本新喜劇を放送するMBS毎日放送などお笑いに強い局や、アニメに強い読売テレビといったカラーがあり、そこで“ドラマのカンテレ”を意識的に打ち出してきた。 
その結果、ドラマ志望の人材が集まり、現在ではプロデューサーであってもドラマ制作を手がけられるかどうかは企画次第、という下剋上の体制を敷くことで、制作力を磨き上げている。 
そこにエルピスの佐野プロデューサーが加わったこの3年を小寺氏は「いい刺激を受けているのは間違いない。
社内にドラマ制作をしたい社員はたくさんいますから、競争原理を働かせて危機感を持ってもらうようにしています」と、“攻める”と言われるドラマ制作の裏側を明かす。 
昨年10月に関西ローカルでスタートした深夜ドラマEDGE枠では、「インフォーマ」をはじめドラマ開発の実験的な枠として、新たな挑戦を続けていく。
この先、視聴者を驚かせるような“攻める”ドラマをカンテレが次々と生み出していくことを期待したい。 
 <武井 保之 :ライター>

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