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【WBC】侍ジャパン「ファースト・村上、サード・岡本」のオプションも
侍ジャパンに浮上した課題 「一塁・村上、三塁・岡本和」のオプションも
一方打撃の状態がクローズアップされているが、村上の守備面に関しても課題がささやかれている。
26日に行われた試合では村上の適時失策が記録された。2回裏二死三塁の場面、ソフトバンク・三森大貴(24)の三遊間への強い当たりをキャッチしたが、一塁へ悪送球。左方向にそれ、打球が転々と転がる間に三塁走者の生還を許した。
この場面についてテレビ中継で解説を務め、自身もWBC出場経験を持つ内川聖一氏は通常とは違う「WBC公式球の影響」、また「打者が足の速い三森」だったことも送球に影響を及ぼしたという見解を示した。
また、村上は壮行試合ではいずれも「4番・三塁」で出場したが、球界内からは「三塁・岡本」の起用を勧める声もある。侍ジャパンでは危機管理の一環で自ら左翼守備に取り組むなど献身的な姿勢を見せ、打撃でも力強さを示している岡本和真(26)は村上と同じく三塁手。昨年はセ・リーグ三塁手部門で2年連続となるゴールデン・グラブにも輝いた。
栗山監督は主砲として外せない村上の守備の負担を軽減するためにも慣れ親しんだ三塁を任せる考えを示しているが、実戦でも好調さをアピールしている岡本和の併用起用を考えるとすれば、「一塁・村上、三塁・岡本和」のオプションがあってもおかしくはない。
27日に宮崎強化合宿を打ち上げ、今後は実戦4試合をはさみ、いよいよWBC1次ラウンドの中国戦(3月9日、東京ドーム)に臨む。状態が注目されていたカブス・鈴木誠也(28)は左わき腹に張りが出たことで、出場辞退することが日本野球機構(NPB)から発表された。東京五輪でも4番を務めるなど、中軸として栗山監督も信頼を置いていただけに、打線に与える影響も心配される。チーム一丸となってこの難局を乗り越えられるか。侍首脳陣も知恵を絞る日々が続きそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5216d2c1c827d50147f5d5d96d3e83eb4660a453