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【兵糧攻め】ミャンマー国連大使 「弾圧食い止めるため軍の資金源断て」
軍のクーデターに抗議する発言を続けているミャンマーの国連大使がNHKの単独インタビューに応じ、弾圧を食い止めるためには軍の資金源を断つ必要があるとして国際社会に協力を求めました。
ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使はことし2月、クーデターを起こした軍を非難したとして解任を伝えられましたが、いまも職にとどまって軍に抗議する発言を続けています。
12日、ニューヨーク中心部にある国連代表部でNHKの単独インタビューに応じたチョー・モー・トゥン大使は「軍に通じるいかなる資金も断たなければならない。なぜなら人々を殺すために使われるからだ」と述べて、軍の弾圧を食い止めるために国際社会に対して軍が関わる企業への投資や業務提携を停止するよう求めました。
また、軍に対抗する民主勢力が発足させた「国民統一政府」への支援を訴えたほか、周辺国に対しては軍による空爆などで家を追われた住民の避難場所を提供するよう求めました。
一方、ミャンマーの市民の一部に武装化の動きが出ていることについて「忍耐は限界に来ており、平和的なデモを続けるのは難しい。身を守るためにあらゆる措置をとるべきだ」と述べて、支持する考えを示唆しました。
そして軍への抵抗を表す3本の指を立てるポーズをとりながら「軍のクーデターを退け、民主主義が勝利しなければならない。今すぐ行動を」と述べて国際社会の行動を呼びかけました。
NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210515/k10013032131000.html