【越後屋】岡田監督が助っ人に激怒で緊急補強か…外国人パワー「0%」の危機

【越後屋】岡田監督が助っ人に激怒で緊急補強か…外国人パワー「0%」の危機

【越後屋】岡田監督が助っ人に激怒で緊急補強か…外国人パワー「0%」の危機

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激怒の緊急〝どんでん補強〟はまだ間に合います! 昨季比マイナス5億3500万円の外国人経費のひずみが早くも露呈した-と判断したならば岡田彰布監督(65)は球団幹部に「新外国人を調査、補強せよ」と命じるべきです。新人の森下、プロ4年目の井上や現役ドラフト組の大竹ら収穫いっぱいの春季キャンプは2月27日に打ち上げ。しかし、26日の日本ハムとのオープン戦(名護)では外国人投手3人がそろって絶不調。指揮官は「日本の野球をなめたらアカン」と激怒です。野手外国人もノイジーは左腰の故障&ミエセスは守備面の不安で使えるメドは立たず…。シーズンにおける外国人パワー0%の危機に直面ならば、まだ緊急の助っ人補強は可能ですね。
■助っ人投手陣の不安が露呈
長く阪神タイガースを見続けていると「不安材料」や「懸念材料」を見つけるのは簡単です。しかも、それがアッという間に現実の試合の中で露呈してしまうのです。歴史的に…。先週のコラムで『森下3番・井上6番構想が浮上する一方で、外国人選手の出遅れ&実力的な不安が心配。他球団との格差を感じなければいいが…』と書きました。するとそれが、もうオープン戦で深刻な結果としていきなり表れました。
26日の日本ハムとのオープン戦(名護)。岡田監督は新外国人投手のブライアン・ケラー、ビーズリーと在籍2年目のカイル・ケラーを次々とマウンドに送りました。結果はB・ケラーは安打を打たれて暴投で1失点(2回1安打1死球1失点)、続くビーズリーも高めのボール気味の直球を清宮に右翼越え本塁打(1回1安打1四球1失点)。さらにK・ケラーは1回を3安打1四球3失点。まさに〝どいつもこいつも〟結果を残せず、残ったのは不安感ばかりでした。
試合も6対8の逆転負けで試合後の岡田監督は…。
「見ての通りよ。はっきり言うてな。今のままじゃ誰が見てもしんどいわなぁ~。日本の野球をなめたらアカンよな、お~ん」
出て来た言葉は辛辣(しんらつ)そのもので、「いっぱいあり(余り)そうやな、外国人の枠(1軍枠)。計算が狂うわな。あいつらは助っ人やからな。こっち(日本)で育っていくんちゃうで。(3月も)投げさせることは投げさせるけど、いい結果が出るような感じじゃないわな。今日の感じじゃ」とまるで見切ったようなニュアンスまで漂わせていました。
■助っ人野手は守備面に課題
問題はこれが助っ人投手陣だけではないということです。野手外国人も使えるメドは立っていません。獲得した当初は開幕3番左翼を計算していたノイジーはキャンプ中盤に左腰を痛めて戦線離脱中。指揮官は3月中旬から実戦に投入する方針を示していますが、果たして7~8試合のオープン戦でどこまで調子を上げられるのか。体調面が回復したとしても、練習を見る限り、右投手の外角球、外に逃げる変化球への見極めに不安を感じました。シート打撃や紅白戦では左腕投手(桐敷と渡辺雄)から結果を出しましたが、右腕投手への対応は未知数です。
さらにミエセスはオープン戦に出場し、安打を放っていますが、なにしろ簡単なフライを落球するなど守備面での不安は大きいですね。本当に本番で外野を守れるのか…。特に本拠地の甲子園球場の広いグラウンドで守備に就くシーンは想像できません。
■助っ人以外は投打に収穫
岡田監督が15年ぶりに監督に復帰し、18年ぶりのアレ(優勝)を目指してスタートした春季キャンプは27日に打ち上げ。投打に収穫はいっぱいあります。
打ではルーキーの森下が戦力になる。開幕3番右翼の本命です。プロ4年目の井上も覚醒の予感が漂います。明らかに違ってきた。なので先週のコラムで「森下3番・井上6番」と書いたら、掲載した当日に指揮官の口から「森下3番」が飛び出しました。打撃をプチ改造した佐藤輝も昨季までよりも安定感が出てきました。近本と中野の1・2番コンビには心配はいらないでしょう。木浪や板山、原口らも打線に厚みを加えそうです。
投手陣も青柳、伊藤将、西勇、西純、才木が先発当確で、現役ドラフトで獲得した大竹(ソフトバンクから移籍)が素晴らしい。先発ローテ6人はそろっています。これにWBCに派遣されている湯浅や浜地、岩崎や石井、村上、岩貞らもいて厚みはあります。
なので投打ともに外国人選手の必要性を今はあまり感じないかもしれません。しかし、実際にシーズンに入れば外国人選手たちのパワーやスピード、意外性を求めたくなるシーンはいくらでもやってきます。他球団との戦力比較の上でも、助っ人勢が活躍するか否か…は重要なパーセンテージを占めますね。
他球団の春季キャンプをのぞいても、巨人は助っ人投手が先発に2枚、リリーフに1枚加わりました。野手のブリンソンはオープン戦で3ランを放つなど結果を残しています。ヤクルトのオスナとサンタナは今年も元気です。中日の新4番アキーノ、アルモンテも打ちそうです。広島はデビッドソンが4番に入り、マクブルームとクリーンアップを形成します。DeNAもオースティンとソトは計算できますね。
■助っ人費用は昨年比約5億円の削減
こうした助っ人勢力分布図を見渡しても、岡田阪神はどうなのでしょう。
昨年末、岡田監督が監督復帰後の新外国人補強の顚末(てんまつ)を思い出してみてください。球団の国際スカウトが秋季キャンプ中の高知・安芸に新外国人選手のリストを抱えてやってきました。それを見た指揮官の感想は「あんまりええのおらんなぁ」でした。そこから〝ムリクリ〟!?獲得したのが4人の新外国人選手でした。
しかも、不思議な背景があります。昨季の阪神は外国人7人体制で助っ人の総年俸は約11億6200万円です。岡田監督の復帰で即優勝を目指すのならば、前年度予算をそのまま外国人予算に費やすのか…と思ったら、当時の藤原崇起オーナーは「そうはいきません」と言下に否定。今季の5人体制の外国人の総年俸は約6億2700万円。なんと前年比で約5億3500万円も削っているのです。矢野前監督のときには11億円超の大盤振る舞いなのに、岡田監督復帰後は緊縮財政とはなんぞや?でしょう。
この辺りが阪急阪神ホールディングスの角和夫代表取締役会長兼グループCEOが〝ツルの一声〟でオーナーを藤原前オーナーから阪急出身の杉山健博オーナー(64)に交代させた一因なのかもしれません。ただし、オーナー交代はしても外国人選手の不安は解消されていません。
諦めるのはまだ早いでしょう。3月20日前後になれば大リーグは最終の開幕ロースター(26人枠)となります。メジャーから外れる選手たちが出てきます。さらに3Aのロースターからも漏れる選手たちは行き場を失い、米国以外の地に活路を求めることになります。ダメな選手ばかり?いえいえそうでもありません。年齢的な問題やチーム事情がからみ、日本ならば活躍できるレベルの選手は確実にいますね。
もしも、岡田監督がシーズンを見通して外国人パワー0%の危機を感じるのであれば、球団幹部に新たな助っ人獲得の調査、獲得を要求すればいいのです。角総帥肝いりの杉山新オーナーであれば決済も早いでしょう。前年度予算マイナス5億3500万円は最低でも使えるのでは…。そもそも岡田監督を15年ぶりに復帰させた最大の理由は「絶対V」なのに外国人選手の予算を大幅削減するのは大いなる矛盾でしょう。
オープン戦は残り16試合です。侍ジャパンとの練習試合を入れても17試合。もう3・31開幕はすぐにやってきます。そのときまで虎の助っ人たちは戦力として計算が立つのか…。ダメと判断したら、すぐに動くべきです。強欲ではありません。矢野前監督並みのバックアップを求めるだけなのですから…。
【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) 1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6215266ead34df5bfe7461dbce3d8eb15140cd5


ソフトバンクのガンケル投手は計算できたかも🤔大竹投手と交換トレードだったのかな
「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記 岡田監督が助っ人に激怒で緊急補強か…外国人パワー「0%」の危機  https://news.yahoo.co.jp/articles/c6215266ead34df5bfe7461dbce3d8eb15140cd5 

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