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【韓国政府関係者】「米国、韓国ワクチン支援を最優先議題として議論」
特に今回の首脳会談は、1月のバイデン米政権の発足後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン大統領の最初の対面会談であり、今後のバイデン時代の韓米関係を眺める機会になるとみられる。北朝鮮の核問題、半導体など経済協力と共に主要懸案に浮上したワクチン需給問題で両国政府が実質的な進展を遂げる場合、韓米首脳会談の成功の可能性が高まるという見方だ。
政府関係者は「ホワイトハウスがワクチン支援に関連して韓国を優先順位に置いて議論を進めているのは確かな事実」とし「米国も韓国のワクチン要請と協力提案に積極的に協力するという立場」と明らかにした。この関係者は「両国政府が具体的な内容を調整した後、韓米首脳会談を通じて結果を出すことを推進中」と伝えた。
別の政府関係者も「首脳会談を控え、ワクチンについて両国は活発に意思疎通をしている」とし「ただ、非常に敏感な懸案であるだけに、最終合意までは慎重に接近すべきというのが政府の立場」と話した。この関係者は、ハリス副大統領が11日(現地時間)にアンディ・キム連邦下院議員と会い「韓国に対するワクチン支援の必要性に共感する。この懸案を優先順位に置いて議論する」と述べたことに関しても、「米副大統領がそのような発言をしたとすれば、それも良い兆候」と評価した。
こうした中、文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)でアブリル・ヘインズ米国家情報長官と会い、両国の懸案や韓半島(朝鮮半島)情勢などについて幅広く意見を交わしたと、青瓦台の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。この日の会談は、韓米首脳会談を1週間後に控えて文大統領が米情報機関トップに会ったという点で特に関心を集めた。この日の会談では、バイデン政権の新しい北朝鮮政策や米朝非核化交渉再開案が議論されたという。
韓米同盟について文大統領は「安保同盟を越えて民主主義・人権など普遍的価値同盟に発展し、さらに強固になることを望む」と述べ、ヘインズ長官も「韓米同盟は安保同盟以上の価値を持つ」と評価したと、朴報道官は伝えた。
中央日報
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