【PTA】都城 中学校で保管していた金引き出した疑い 職員を逮捕/宮崎

都城市の中学校で保管されていた複数の通帳がなくなり、およそ１２００万円が無断で引き出されていた問題で、警察はこの学校のＰＴＡが雇用する２８歳の事務職員を詐欺などの疑いで逮捕しました。
職員は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、都城市立小松原中学校のＰＴＡが雇用する、会計などを担当している事務職員、吉川歩准理容疑者（２８）です。

警察によりますと吉川職員はことし１月、市からの補助金を管理する中学校の口座からおよそ１６０万円を無断で引き出したほか、この口座から別の２つの口座に合わせて２５０万円余りを振り替えて補てんしたとして、詐欺などの疑いが持たれています。

警察が金融機関の防犯カメラの映像や書類を調べるなどしたところ、吉川職員が関わった疑いが強まったということです。

警察の調べに対し、吉川職員は「どうして私が逮捕されたのか分からない」と容疑を否認しているということです。

市の教育委員会によりますと、小松原中学校では、保管されていた７冊の通帳の行方が分からなくなっていて、無断で引き出されている額はＰＴＡの活動費や教材費など、およそ１２００万円に上っているということです。

警察では残りの不明金についても、吉川職員が関与している可能性があるとみて詳しく調べています。