阪神の中野拓夢が侍Ｊ２試合で驚異の出塁率・８５７！日の丸ユニホームで昨季の課題を克服

　「カーネクスト侍ジャパンシリーズ２０２３、日本代表４－２ソフトバンク」（２６日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎）

　侍ジャパンのジョーカー・中野拓夢内野手の猛アピールが止まらない。出塁率は２試合合わせて、驚異の・８５７だ。

　「８番・遊撃」で先発出場となったこの日、二回１死一、二塁から中前へはじき返し、好機を拡大する安打を放った。さらに六回には快足を生かし遊撃への内野安打、八回は四球を選んだ。

　「ここに来てフォアボールを選ぶこともできていますし、追い込まれてから簡単に終わらず、何とか粘ってという形で出塁できているので」と手応えを口にした中野。昨季は四球の少なさを叫ばれていた中、侍の舞台で成長した姿を見せている。選球眼＆粘りが、驚異的な出塁率の源だ。

　２５日の壮行試合・ソフトバンク戦では途中出場で、六回に四球、七回には右前適時打を記録。さらにタイブレークを想定した練習では、１死三塁から、右前適時打を放ち、すぐさま二盗にも成功していた。二遊間の守備についても「両方経験できたのは大きかったですし、すべてにおいて良い形でできているんじゃないかと思います」と力を込めた。