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侍・湯浅“鬼に金棒”今度は「ダルフォーク」伝授された!大きな落差「考えながら投げるのが楽しい」
◇侍ジャパン強化合宿(2023年2月23日 サンマリン宮崎)
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンは23日に宮崎市のサンマリンスタジアムで強化合宿第2クール最終日を迎え、湯浅京己投手(23=阪神)はダルビッシュ有投手(36=パドレス)から合宿初日のスライダーに続き、今度はフォークを伝授された。2度目のブルペンでさっそく試投し、大きな落差に好感触。従来型との投げ分けを視野に入れた。
さらなる成長を求める熱き右腕にとって、「幸せ」と表現するダルビッシュとの時間を無駄にはできない。高橋奎とのキャッチボール中に通りかかったところでフォークの握りを質問。その後のブルペンで実践し、落差の大きさを体感した。
「ボールと縫い目の関係を考えながら落ちやすい握りを聞いた。最初は抜けていたけど、抜けても変化が大きかった。修正して感覚よく投げられた」
昨季33・1%の割合で使い、被打率・195を誇った“武器”の握りを聞いたのには訳がある。
「真っすぐに見えて、今までより落ちた方がバッターからしたら嫌だろうし、今までの(フォーク)も投げることで惑わせることができると思う。自分が成長するために、ちょっと違う握りで投げてみるのもありかなと」
従来型との投げ分けが可能になれば、まさに鬼に金棒。伝授されたばかりで習得できるかは今後の仕上がり次第でも、「去年もカウント取るときと空振り取るときで、ちょっと握りを変えたりしていた」と器用さを持ち合わせている。
投球練習後は捕手の真後ろで見つめていたダルビッシュの隣に座り、他の投手の球を見ながらフィードバックを受けた。「普通に落ちていた」フォークに加え、“真っスラ”する直球に関しても「なかなかメジャーにもいないと思うので、それを生かして他の変化球も投げられる」と背中を押されたという。「普段聞けないことも聞けて、いろいろ考えながら変化球投げるのも楽しい」。未来につながる金言の数々。まさにアツアツの期間を過ごしている。(阪井 日向)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dec5b9e2d235851d30d19c0a94faa55025da25fe