アイドルグループ「DEAR KISS」が2月17日にTwitterを更新。元メンバー・伊山摩穂さんが11日、過去にグループ関係者から「違法薬物を口移しされた」と訴えていた件を受け、相手の主張を否定するとともに、法的措置を含め「然るべき対応をとることを検討しております」としています。
伊山さんは2月11日に更新したTwitterで、2022年12月24日に被害を受けたとし、当時あったとされる状況を説明。
メンバーやマネジャー、マネジャーの弟とともにクラブに行った後、宿泊先のホテルに戻るも、弟の強引な誘いを断り切れず部屋に招き入れた結果、2人きりになったとしています。
マネジャーの弟は部屋で薬物を鼻から吸引し、同じく吸ってみるように提案。伊山さんは「私にキスをする様な形で、口の中に入れてきました」と薬物を強要されたと明かし、「本当に人生が終わったと思いました」「よくわからずふわふわした状態でした」などと当時を回想しました。
その後、弟はマネジャーとともに、伊山さんの父と数回電話を重ね、事実を認め謝罪。一方のマネジャーは「自分には会社に関係ない(伊山さんの原文ママ)」と発言したといい、伊山さんの父から「事務所としての責任をどう取るのか、年始でいいので連絡してください」と求められいったんは了承するも、2023年2月11日時点で一切の連絡がなかったとしています。
なお、後に行った検査では薬物反応はなかったといい、「入れられてすぐにお水を飲んだのでそれがよかったのとのことです」としていました。
2022年12月26日、メンバーや別のマネジャーにグループ脱退の意向を伝えたという伊山さんは、同月31日にグループのブログを通して、理由を明かさずに卒業を発表。今回のTwitterでは、被害を受けたことが「グループを辞めた理由の全てです」と訴えており、結びには「責任感がなく、犯罪を犯している弟を擁護しているマネージャーが許せないです」と相手側を非難するコメントをつづっていました。
伊山さんの一連の発言を受け、グループの公式Twitterは17日、運営会社の名義をもって「昨年12月24日の夜に起きた出来事について事実関係を個別に確認し、伊山氏が主張する事実との照合を致しました」と報告し、「DEAR KISSマネージャーの弟が違法ドラッグ(コカイン)を使用したなどといった事実は一切存在しないとの結論に至りました」とも主張。
調査実施に至った理由について、「弊社としましては伊山氏とマネージャーの弟の関係については、メンバーのプライベートな事項であり、弊社マネイジメント外の内容であることから、メンバーの自己判断に任せていました」としながら、「伊山氏の父兄からコカインの使用を認めることを強要する行為が繰り返され、かつ伊山氏による弊社のマネイジメントに対する批判が確認された」からだとしています。
また今後の対応について、「伊山氏によるSNS等での事実と異なる情報の流布や弊社や所属グループ、メンバー等に対する誹謗中傷につきましては、弊所の評判を故意に毀損することを目的とした悪質なものであると判断致しますので、民事刑事問わず法的措置を執ることを含め、専門家と協議の上、然るべき対応をとることを検討しております」としていました。
伊山さんは当該報告がなされた数時間後、「事務所は嘘をついて何がしたいんでしょうか?」「謝りたいと言っていたあの言葉は嘘ですか?」とツイートしています。