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物価高でも削りたくない家計支出 3位「医療費」、2位「趣味・娯楽」、1位は?
👉物価が上がっても、食費は削りたくない!
●仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
生活用品大手の花王は、運営サイト「くらしの研究」読者約5000人を対象に家計支出の状況について調査した。62%が「前年に比べ家計支出が増えた」と回答。節約したい支出1位は「光熱費・水道代」、削りたくない支出では「食費」が1位となった。
2022年の家計支出は前年に比べ変化したかと尋ねたところ、「10%以上増加した」との回答が22%、「20%以上増加した」との回答も6%あり、前年に比べて家計の支出が増えた人の割合は合計62%に上った。
家計の中で節約したい・削りたい支出を尋ねたところ、上位は「光熱費・水道代」(61%)、「食費」(43%)、「通信費」(28%)となり、5年前の18年調査同様、支出割合が高い項目がランキングの上位に挙がった。中でも価格高騰している「光熱費・水道代」「ガソリン代」を節約したい意欲は18年より高まっていた。
ここだけは削りたくないと思う支出を尋ねたところ、男女ともに「食費」(男性44%、女性35%)がトップとなった。食費は支出額が大きく、節約したい支出の2位でもあるが、自由回答では「食事だけは食べたいものを食べてストレスを感じないようにしている」「栄養分の高いものでコスパがいいものを買うようにしている」などの回答が寄せられた。
2位以下は「趣味・娯楽」「医療費」「教育費」と男女とも同じ項目が続くが、5位は女性が「スキンケア、化粧品」、男性が「住居費」「光熱費・水道代」と結果が分かれた。