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【韓国】「君の名は」・・・日本に渡って『ノリ(海苔)』に改名した韓国の『キム(海苔)』
┃現地で日本式の『ノリ(海苔)』として商品化されて販売
┃日本を掌握したキム(海苔)市場攻略のための苦肉の策だとしても
┃キム(海苔)韓食(韓国料理)としてグローバル化するには『固有名詞の活用』悩む必要 が
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韓国産のキム(海苔)が日本名のノリ(海苔)として現地に輸出されていて、韓食(韓国料理)世界化の意志に反しているという指摘が出ている。韓国企業が日本が固有名詞として押しているノリを認めているからである。韓国キムが世界市場の攻略を試みている状況で、自ら立場を狭める恐れがあるために懸念を伴う。
▲ 全南(チョンナム)の海岸で海苔を養殖する現場。(記事内容とは無関係)
12日、業界によれば、韓国国内大手の食品メーカーA社が日本に輸出して販売する調味キム(油を塗って塩を塗した焼きキム)の商品名は、『韓国味付のり』である。直訳すれば『韓国調味キム』である。 『のり』は日本でキムを指す単語だ。韓国語の名称を併記したこの製品は、韓国で韓国産の海苔を使って作られた。韓国の国産材料で作った製品に日本の名前をメインにつけた。他の大手食品メーカーB社を含み、数多くの韓国キムメーカーも同じ方式でキムを製造して日本に輸出し、ノリとして販売している。
このようなマーケティングには、キムに対する食品メーカーの見解が込められていると分析されている。キムを商品として扱うか、食品として扱うかの問題である。キムを商品として見れば、普通名詞としてノリという表現も無難だが、キムをキムチのように韓食(食品)とした場合、『ノリ』という表現は物足りない。文化的な概念を伴う食品であれば、固有名詞の『キム』と書くのが正しいということだ。このような脈絡で、韓国企業がキムを韓食として対する認識が不十分だという指摘は苦しい。
このような認識は、キムの拡張性を制限するという指摘がある。特に現在、韓日両国がキムのグローバル化を争っている状況のため、このような選択はさらに残念だ。これまでキムは韓国と日本、中国などの3か国が主に食べる地域として濃厚な食品だった。西洋では『ブラック・ペーパー(プレク・ペイポ)』として扱われ、得体の知れない食べ物に分類された。昨年はコロナ19を契機に立場が逆転した。健康への関心が高まり、海藻類が脚光を浴びてキムに需要が集中した。そのため西洋を始めとし、全世界の市場がキムの激戦地に浮上した。CJ第一製糖を始め、韓国の食品メーカーが昨年米国で収めた好況を今年はキムに繋げようとしている。
だがしかし、グローバル市場で『GIM(キム)』のマーケティングは見当たらないのが現実である。 米国市場を例に挙げれば、韓国キムの大部分は『Seaweed(シウィドゥ=海藻類を称する英語)』という名前で売られている。日本のキムメーカーが『NORI(ノリ)』で全ての製品を商品化したのと対比される。状況がこうなってくると、一部の韓国メーカーは米国でキムをノリとして売っている。ノリが日本固有の食品と認識されている渦中に、キムは海草やノリモドキの水準に留まっているのである。
食品業界の関係者は、「食品が商品より前に立つという事例は、キムパプ(のり巻き)がスシ(寿司)の一種と認識されていることから分かる」とし、「キムとパプ(ごはん)で食品の枠を占めた寿司が残りを商品化した」と話した。
もちろん韓国の食品に日本式の名前が付いたりもする。キムチ(キmチ)が代表的だ。韓国産のキムチは『キムチ(キmuチ)』と表記して日本に輸出する。だがしかし、キムチ(キmuチ)はキムチ(キmチ)の日本語表記でしかない。だがしかし、日本には(キmチ)という食品がなく、発音通りに書いた音訳(漢字などの文字で音を現わす)なのである。キムチ(キmチ)をキムチ(キmuチ)と書くのは、キムをノリと書くのとは概念上の違いがある。
A社の関係者は、「日本が掌握している世界市場で韓国キムを販売する場合、その過程でノリという表現を借りたり海草のような商品名を借用するしかないのが現実」と言いながら、「認識が改善すれば商品の販売方式も替えて行くだろう」と話した。
イーデイリー(韓国語)
https://www.edaily.co.kr/news/read?newsId=01148006629048592&